記録集 開拓を支えた小さな鉄路「釧路・根室の簡易軌道」[増補改訂版]
常設展示「釧路・根室の簡易軌道」
「北海道の簡易軌道 次世代に伝える開拓遺産としての鉄路」
2018年11月1日、簡易軌道は「北海道遺産」に選定されました
詳しくは下記をご覧下さい
簡易軌道は北海道のみに見られた開拓と農業を支えた鉄道(軌道)で、大正末期から1972(昭和47)年まで活躍しました。火山灰地や泥炭地などが多い北海道東部・北部では道路舗装が進むまで、融雪期に交通が不能となるため、簡易軌道がまさに開拓地の生命線であった時代が長く続きました。
ご好評をいただいた2016年度「釧路・根室の簡易軌道」(第8回 鉄道史学会「住田奨励賞」特別賞の部 受賞)、2017年度「映像でよみがえる簡易軌道と道東開拓のあゆみ」、この2つの簡易軌道をテーマとした企画展をもとに、新展示が博物館2階常設展示「釧路の近代」コーナーに登場します。
- 展示開始:2018(平成30)年11月17日(土曜日) 午前9時30分~
- 開館時間:午前9時30分~午後5時
- 常設展入館料:大人470円 高校生250円 小中学生110円
- 休館日:月曜(祝日が月曜:4月1日~11月3日は開館、翌平日は振替休館)・11月4日~3月31日の祝日・12月29日~1月3日・館内整理日(2018年は12月13日(木曜日))
記録集「釧路・根室の簡易軌道」増補改訂版発売
A4判180ページ・価格:1,000円(税込)
2017年刊行の初版をもとに、その後の調査研究で得られた成果を盛り込んだ「増補改訂版」として刊行します。
ページ数も136ページから180ページに増加、OB聞き書きや図面、写真を追加、また初版掲載記事もその多くについて改訂を行いました。
(初版:2018年鉄道友の会「島秀雄記念優秀著作賞」特別部門 受賞)
通信販売について
郵便局の「定額小為替」か「現金書留」にて、冊子代(1冊あたり1,000円)を、購入希望冊子名、住所、氏名、連絡先を書いたメモと一緒に博物館宛にお送りください。
申込書をダウンロードしてご利用いただくと便利です。
申込書・定額小為替送付先
〒085-0822 釧路市春湖台1-7 釧路市立博物館
*定額小為替は購入希望額(合計金額)ちょうどのものをご用意ください。
「送料着払いゆうパケット」にてお送りします。
送料は本冊子のみの場合、1冊271円、2冊331円です(着払い手数料21円込み)。
(1梱包1kgを超える場合は、分割発送あるいは「着払いゆうパック」でお送りします)
なお、本書と「道東の鉄路」を1~2冊のみご注文の場合は、あわせて送料(1冊:250円・2冊310円)を定額小為替や切手、現金(現金書留の場合)でお送りいただければ、発払いでお送りすることもできます。
(※冊子代金は、切手でのお支払いはできません)
*下記「販売中の刊行物ごあんない」のページもあわせてご覧下さい。
*注文が集中した場合など、商品到着まで2~3週間ほどお時間をいただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
目次
はじめに
カラー写真でよみがえる簡易軌道*
簡易軌道のきっぷたち
簡易軌道とは*
(旧)釧路新聞見出しでよむ戦前の「釧路・根室の殖民軌道」、ほか資料編*
- 鶴居村営軌道(簡易軌道雪裡線)*
- 概要*・年表・車両諸元*・地図(見開き)*
- 軌道があったころ(鶴居村営軌道OB・OG・郵便局職員・乗客の聞き書き)*
- 「真狩線のレール・米国製機関車転用とその苦労」
- 「新富士停留所16時25分」三宅俊彦
- 「鶴居村営軌道の運行停止時期について」*
- 写真、図面、村広報紙・新聞記事切り抜きなど*
- 標茶町営軌道(簡易軌道標茶線)
- 概要*・年表・車両諸元・地図(見開き)
- 軌道があったころ(標茶町営軌道OB・OGの聞き書き)*
- 「沼幌の思い出」田沼建治
- 写真、図面、時刻表、町広報紙・新聞記事切り抜きなど*
- 浜中町営軌道(簡易軌道茶内線・若松線)
- 概要*・年表・車両諸元*・地図(見開き)*
- 軌道があったころ(浜中町営軌道OB・OG・乗客の聞き書き)*
- 「鉄道ファンとして訪れた簡易軌道の思い出」平田邦彦
- 「西円朱別・菅井 弘さんの日記から」*
- 「牛乳列車 浜中町営軌道のこと」平田邦彦
- 写真、図面、時刻表、町広報紙・新聞記事切り抜きなど*
- 別海村営軌道(簡易軌道風蓮線)
- 概要*・年表*・車両諸元・地図(見開き)
- 軌道があったころ(別海村営軌道OB・乗客の聞き書き)*
- 「簡易軌道 最後の冬」遊佐 洋
- 写真、図面、時刻表、村広報紙切り抜きなど*
- 釧路・根室の馬力線
- 久著呂線*・阿歴内線*・仁々志別線・養老牛線
- 北海道内の車両メーカー
- 軌道があったころ(釧路製作所OBの聞き書き)*
- 「鶴居村営軌道の有蓋貨車修復について」*
- 論考
- 「北海道殖民/簡易軌道」湯口 徹
- 「殖民軌道・簡易軌道聞き書き」今井啓輔*
- 「沼川、塘路、厚床の馬車軌道撮影記」金子元博*
- 「『乳の道』浜中町簡易軌道と地域酪農の発展」佐々木正巳*
- 「唯一無二の地域遺産をどう活かすか」名取紀之*
- 資料編(各資料の転載)
- 「簡易軌道実態報告書」(1961年当時の簡易軌道各線の実態)
- 「管理委託協定書」
- 「管理方法書」(運転規則等)
- 「簡易軌道__線運転規則」(ひな形)
- 「標茶町簡易軌道条例」
- 「○○村何々線簡易軌道の運賃に関する条例」(ひな形)
- 「別海村村営簡易軌道風蓮線旅客及び貨物運送取扱細則」
- 「軌条布設工事仕様書」「枕木仕様書」
- 「北海道庁殖民軌道使用規程」*
- 「簡易軌道事業打合せ会議事録」*
現在に残る簡易軌道遺産*
* =増補改訂版で新規追加あるいは文章加筆等を行った項目です
「釧路・根室の簡易軌道」展示
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このページに関するお問い合わせ
生涯学習部 博物館 博物館担当
〒085-0822 北海道釧路市春湖台1番7号 博物館
電話:0154-41-5809 ファクス:0154-42-6000
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