2012年3月のどうぶつえん日記

ページ番号1001964  更新日 2022年8月25日

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2012年3月26日

園長就任4年を振り返って

わたしたちの釧路市動物園は、『神(カムイ)に会える動物園』の名のとおり、自然観一杯の湿原環境を併せ持つ園内の《北海道ゾーン》には、シマフクロウ(コタンコロカムイ)始め、数々のカムイたちが凛として息づいていて、そっと出会うことができます。
私は2008年4月に就任以来今日まで、このような環境のもと、動物たちが放つ不思議な魅力に取り付かれた一人になっていったようです。
やはり思い出深い動物の代表格は、四肢に障がいを持って産まれたアムールトラの赤ちゃん「タイガとココア」です。2008年5月24日仮死状態で発見し、蘇生から人工保育の開始は、多くの方に「いのちの大切さ」、「いのちの力」を伝え、さらに希少動物の存在や生息環境についても考えていただく動物園として発信するところとなりました。
そして、2011年には『いのちとふれあい、いのちをつむぐ』を基本理念とした「釧路市動物園基本計画」を市民の皆さんと一緒になって作り上げることができました。そこには、私たちが目指す「釧路らしく、何度でも来たくなる動物園」の将来像が描かれています。
次は一フアンの立場で、「みんなで育てていく動物園」の一助になりたいと思っています。
これまでの4年間、皆様方にはご理解とお力添えをいただき、心から感謝申しあげます。ありがとうございました!

園長 山口良雄

写真:園長 山口良雄

2012年3月6日

日記の更新が滞ってしまい申し訳ありません。

アムールトラのオスの「リング」が2月9日、2年4ヶ月ぶりに当園に帰ってきました。
リングは祖父母すべてが野生から保護された個体で、野生の血が濃く流れているトラです。2003年4月にロシアのチェリャビンスク動物園で生まれ、カザフスタンのアルマティ動物園へ移動したのち、2004年12月に釧路市動物園に来園しました。2008年5月には当園の「チョコ」との間にタイガとココアが生まれています。
その後2009年10月、繁殖のため東京都多摩動物公園へ貸出され、2010年7月には「シズカ」との間に3頭の子どもが生まれています(うち1頭は同年12月30日に死亡)。その後2010年12月に札幌市円山動物園へ移動し、「アイ」との間に交尾行動が確認されましたが繁殖には至っておりません。

アムールトラは体重が300キログラム以上にもなる最大のトラで、野生での生息数は350~450頭と推定され、世界中の動物園で約650頭が飼育されています。
現在トラは地球上に5種類おりますが(他に3種類がすでに絶滅)、密猟や環境破壊によりどんどん数が減少しています。
アムールトラもやはり絶滅の危機に瀕しており、飼育下での繁殖が必要な動物であることから、国際的に血統登録管理がされており、当園といたしましてもメスのチョコとの間での繁殖を、今後、慎重に判断してまいります。

A.Y

写真:アムールトラ
アムールトラ リング

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