北海道ゾーンのご案内

ページ番号1002229  更新日 2023年4月20日

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今、私たちが目指している動物園づくりをご紹介します。みなさまにとって憩いの場、学びの場としてこれからもなくてはならない動物園であり続けたいと願っています。

釧路湿原に代表される海岸沿いの湿地と、周辺の森林が入り組んだ多様な道東の自然環境は、世界的に数の少なくなった動植物を静かにはぐくんできました。この貴重な自然を保全していくには、同じ地域で共に暮らしている動物について知り、そこから自然の成り立ちを理解していくことが一番わかりやすいのではないかと考え、園内に住みついている野生動物も含めた自然環境を背景に、北海道で見られる動物たちを展示しています。彼らに必要な自然を保全し、どのような距離を置きながら暮らしていくのがよいのか、みなさまと一緒に考えていきたいと思っています。
このゾーンはまた、北海道東部の自然環境とそこに住む動物たちをコンパクトにまとめていますので、観光で訪れる方々にも十分楽しんでいただくことができます。「守られているのは私たち」。ゆったりと自然の声に耳を傾けてください。

「北海道ゾーンガイド」のご案内

北海道ゾーンの入り口は3ヶ所ありますが、ここでは、キリン舎前からスタートします。

写真:北海道ゾーン入り口


入るとすぐにエゾリス舎があります。エゾリスが出迎えてくれるかもしれません。

写真:エゾリス舎・エゾモモンガ舎

写真:エゾリス1


エゾリス舎の近くにエゾモモンガ舎があります。エゾモモンガは夜行性のため昼間に外にでることはめったにありません。

写真:エゾリス2

写真:エゾモモンガ


花・花・花! 春から初夏にかけて、北海道ゾーンは花の季節を迎えます。木道の足元には可憐な野の花でいっぱいになります。職員手作りの説明板が要所に設置してありますので、足元を注意してみてください。

写真:北海道ゾーンに咲く花1
エゾノクサイチゴ
写真:北海道ゾーンに咲く花2
エゾオオサクラソウ
写真:北海道ゾーンに咲く花3
スミレの仲間

写真:北海道ゾーンに咲く花4
キジムシロ
写真:北海道ゾーンに咲く花5
エゾカンゾウ
写真:北海道ゾーンに咲く花6
クロユリ

「タンチョウ・アオサギ観察デッキ」からは、アオサギの集団営巣地(コロニー)を望むことができます。
毎年3月になると本州から200羽程が飛来し子育てを行ないます。

写真:タンチョウ・アオサギ観察デッキ


「タンチョウ観察広場」では、タンチョウを間近で見ることができます。

写真:タンチョウ観察広場

写真:タンチョウとヒナ


ハクチョウ池までは木道が設置され、丘陵地から湿原へ移り変わる様子がわかります。
途中のトンボ池ではエゾアカガエルが産卵し、20種類のトンボの生息が確認されているほか、四季折々の植物や野鳥が観察できます。

写真:木道

写真:観察デッキ


北海道ゾーンの中核となっている「ハクチョウ池」です。ケガや病気で保護されたオオハクチョウが暮らしています。

写真:ハクチョウ池


ハクチョウ池周辺にはシマフクロウ、オオワシ、オジロワシ、クマタカの繁殖ケージがあります。

写真:2羽のシマフクロウ
シマフクロウ
写真:クマタカ
クマタカの幼鳥

クマタカ舎から左手に行くと、エゾクロテンがいます。昼間はたいていお部屋の中にいるので、扉をそっと開けてみてくださいね。

写真:エゾクロテン


「ふくろうの森」には、北海道で見られる5種のフクロウを3つのケージにわけて収容しています。
大きさの違いや、環境を住み分けて暮らしている様子をご覧ください。

写真:ふくろうの森1
ふくろうの森入口
写真:ふくろうの森2
コミミズク

写真:ふくろうの森3
シロフクロウ
写真:ふくろうの森4
エゾフクロウ

このページに関するお問い合わせ

生涯学習部 動物園 管理飼育展示担当
〒085-0204 北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番 釧路市動物園
電話:0154-56-2121 ファクス:0154-56-2140
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。