北海道ゾーンのご案内
今、私たちが目指している動物園づくりをご紹介します。みなさまにとって憩いの場、学びの場としてこれからもなくてはならない動物園であり続けたいと願っています。
釧路湿原に代表される海岸沿いの湿地と、周辺の森林が入り組んだ多様な道東の自然環境は、世界的に数の少なくなった動植物を静かにはぐくんできました。この貴重な自然を保全していくには、同じ地域で共に暮らしている動物について知り、そこから自然の成り立ちを理解していくことが一番わかりやすいのではないかと考え、園内に住みついている野生動物も含めた自然環境を背景に、北海道で見られる動物たちを展示しています。彼らに必要な自然を保全し、どのような距離を置きながら暮らしていくのがよいのか、みなさまと一緒に考えていきたいと思っています。
このゾーンはまた、北海道東部の自然環境とそこに住む動物たちをコンパクトにまとめていますので、観光で訪れる方々にも十分楽しんでいただくことができます。「守られているのは私たち」。ゆったりと自然の声に耳を傾けてください。
「北海道ゾーンガイド」のご案内
北海道ゾーンの入り口は3ヶ所ありますが、ここでは、キリン舎前からスタートします。
入るとすぐにエゾリス舎があります。エゾリスが出迎えてくれるかもしれません。
エゾリス舎の近くにエゾモモンガ舎があります。エゾモモンガは夜行性のため昼間に外にでることはめったにありません。
花・花・花! 春から初夏にかけて、北海道ゾーンは花の季節を迎えます。木道の足元には可憐な野の花でいっぱいになります。職員手作りの説明板が要所に設置してありますので、足元を注意してみてください。
「タンチョウ・アオサギ観察デッキ」からは、アオサギの集団営巣地(コロニー)を望むことができます。
毎年3月になると本州から200羽程が飛来し子育てを行ないます。
「タンチョウ観察広場」では、タンチョウを間近で見ることができます。
ハクチョウ池までは木道が設置され、丘陵地から湿原へ移り変わる様子がわかります。
途中のトンボ池ではエゾアカガエルが産卵し、20種類のトンボの生息が確認されているほか、四季折々の植物や野鳥が観察できます。
北海道ゾーンの中核となっている「ハクチョウ池」です。ケガや病気で保護されたオオハクチョウが暮らしています。
ハクチョウ池周辺にはシマフクロウ、オオワシ、オジロワシ、クマタカの繁殖ケージがあります。
クマタカ舎から左手に行くと、エゾクロテンがいます。昼間はたいていお部屋の中にいるので、扉をそっと開けてみてくださいね。
「ふくろうの森」には、北海道で見られる5種のフクロウを3つのケージにわけて収容しています。
大きさの違いや、環境を住み分けて暮らしている様子をご覧ください。
このページに関するお問い合わせ
生涯学習部 動物園 管理飼育展示担当
〒085-0204 北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番 釧路市動物園
電話:0154-56-2121 ファクス:0154-56-2140
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