アムールトラ「ココア」について

ページ番号1015872  更新日 2025年4月21日

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アムールトラ「ココア」展示再開について(2025年4月21日更新)

 2025年4月8日より治療専念のため展示を中止しておりましたアムールトラ「ココア」につきまして、時間を限定して展示を再開いたします。

 4月8日の展示中止以降、その日によって体調の良し悪しが激しく、ほぼ横たわっている状態だったので、ココアに負荷がかからないよう慎重に治療をしながら体力の回復を待っていたところ、4月13日から食事を少しずつ食べ始め、犬座姿勢(伏せの姿勢)になることが増えていきました。4月15日には今まで食べていた量を完食、4月16日朝に排便を確認し、徐々にではありますが回復のきざしが見られています。

 このような状況であることから、時間を限定してココアの展示を再開することといたしました。現在のココアの状態については、治療期間中の夜間に褥瘡予防マットレスから外れ、体や顔を擦りつけてしまった影響で皮膚の炎症が起きております。それも含めて治療を継続してまいりますので、短時間ではございますが4月22日(火曜日)からご覧いただける時間を設けたいと考えております。おおむね午後3時以降から閉園(午後4時30分)までを想定しておりますが、ココアの状態により急遽展示を中止する場合がございますのであらかじめご理解くださいますようお願いいたします。

 また、HPや「アムールトラのタイガとココアのページ」の更新につきまして頻度が遅くなり、更新を楽しみにしていただいている多くの方へご心配をおかけしております。ココアの治療を最優先に、今後も対応し続けてまいりますので何卒よろしくお願い申し上げます。
 

アムールトラ「ココア」展示中止について(2025年4月8日更新)

 平素より、アムールトラ「ココア」へ励ましのお言葉や温かいご支援を賜り、大変感謝申し上げます。

 先にこのページでお伝えしているとおり、ココアは年末から後肢で立つことが難しくなり食欲も減退しておりましたが、ココア自身の生きる力や東洋紡エムシー株式会社様のマットのご寄附、皆様からの応援のお声などもあって、食欲は戻り、後肢も引きずりながらもココアが落ち着く場所へ自ら移動していました。
 しかしながら、3月末頃より完食していた肉片を残し始め、移動も徐々に遅くなりました。例年、暖かくなる前の時期には発情に伴う行動が目立つことがあり、発情が始まると食欲が落ちるため、その影響も考えておりましたが、4月に入ってから更に食欲が減退し、活力の低下が見られることから、治療に専念するため4月8日(火曜日)から展示を中止いたします。

 皆様には大変ご心配をお掛けいたしますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

アムールトラ「ココア」の現況について(2025年3月14日更新)

 ココアの現在の状況についてお知らせいたします。
 「タイガとココアのページ」で既にお伝えさせていただいているとおり、先日試供品として提供していただきましたマットにココアも徐々に慣れていき、今ではマットの上に居ることが多くなりました。この様子だとココアが快適に過ごせるだろうと判断し購入を検討していたところ、東洋紡エムシー株式会社様から「ココアのために」と、ご寄附のお申し出をいただき、この度4枚のマットを送ってくださいました。
 その経過については東洋紡エムシー株式会社様が3月13日付のプレスリリースで発表してくださっておりますので、そちらも併せてご覧ください。

マットの写真
≪ご寄附いただいたマット≫

 ご寄附いただいたマットを包むシートは、通気性、通水性を第一に考慮しながら、ココアの爪に引っ掛からないもの、足の擦り傷を痛めないものなどを飼育員が選び取り付けたもので、今現在、安全に使用できております。

 複数のマットを床に敷きつめることも検討しましたが、柔らかい面(マットの上)ばかりでは踏ん張ることができずにバランスを崩すことが否めなかったため、マットは必要箇所に置き、複数枚を交代しながら使用していくことで衛生面にも細心の注意を払ってまいります。
 

作業中の写真
≪シートを取り付け中の飼育員≫
マット裏の写真
≪シートを取り付けたマット(裏側)≫
マット表の写真
≪シートを取り付けたマット(表側)≫

 ココアは、生まれつきの障がいと加齢による後肢の引き摺りは変わらずですが、1月当初の頃と比べると、食欲も戻り便も排出されています。ココアの今の状態は、ココア自身の生きる力はもちろんのこと、いつも温かく見守ってくださる皆さま、東洋紡エムシー株式会社様のご支援の賜物と心から感謝しております。これからもココアが健やかな日々を過ごせるように努めてまいります。

 ココアのことにつきましては、こちらのページのほか、「タイガとココアのページ」や釧路市動物園のSNS(X、Instagram、Facebook)でも随時お知らせしておりますので、併せてご覧ください。今後ともココアを温かく見守っていただけますと幸いです。
 

ココアの写真

アムールトラ「ココア」の現況について(2025年1月24日更新)

 ココアの現在の状況についてお知らせいたします。
 前回のお知らせをご覧になってくださった皆様より、さらにたくさんの励ましのお言葉や温かいご支援をいただいております。厚く御礼申し上げます。

 「タイガとココアのページ」でもお伝えさせていただいているとおり、最近のココアは後ろ足を引きずりながらも、時折立ち上がって歩きます。1月22日には自らの力で久しぶりに外の放飼場へ出たりもしました。便秘の方も完全に解消されてはおりませんが、今月初めより排泄しています。

 そして、とても有難いことに某メーカー様よりマットの試供品をご提供いただきました。ココアの場合、現在は褥瘡(床ずれ)の傷はなく、足を引きづる際にできる擦り傷が主で、少しでも緩和できればと思っておりますが、不慣れなものに対する警戒心からストレスがかからないよう、反応を見極めながら慎重に使用させていただきます。今使っている滑り止め用マットも慣れるまで時間を要しましたので、こちらもココアのペースに合わせて進めたいと考えていることから、ご理解くださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

 ココアのことにつきましては、こちらのページのほか、「タイガとココアのページ」や釧路市動物園のSNS(X、Instagram、Facebook)でも随時お知らせしておりますので、併せてご覧ください。今後ともココアを温かく見守っていただけますと幸いです。

アムールトラ「ココア」の現況について(2025年1月9日更新)

 平素より、アムールトラ「ココア」へ励ましのお言葉や温かいご支援を賜り、大変感謝申し上げます。

 ココアは生まれつきの障がいを抱えながらも昨年5月に16歳を迎え、日々穏やかに過ごしてまいりましたが、年齢からくる衰えも徐々に見え始め、昨年から腰の湾曲が進み、後ろ足の歩行により不自由を感じるようになっていましたが、この年末から後ろ足で立つことが難しくなり、寝ていることが多くなりました。また、同時期に便秘を患い、食欲も減退していました。
 活力の低下、また、立てなくなってきたことによる下半身の状態悪化がみられたため、先日麻酔下で検査を行いました。尾から臀部にかけて皮膚炎が確認され、後ろ足で立つことが難しくなった影響で尿が体につくことが多くなったためと判断しています。また、後肢を引きずって移動する際に擦ることからくる傷ができはじめています。前回の検査より体重は減少していました。ただ、内臓の状態を見ると以前と比べて大きな数値の変化は見られておりません。
 現時点では便は排出されていますが、食欲はまだ完全には回復していません。後肢を使った歩行はほぼなく引きずって移動している状態です。年齢や体の障害のことなどを考えると、劇的な改善がみられるかは現状不透明な状態です。
 今は尿の付着による皮膚炎対策として、患部の洗浄を実施し、昨年より使用している後肢の負担を緩和するマットを最近よく寝ている場所にも増やすなど、ココアの生活の質の低下をできるだけ招かないようにして、体力の回復に全力で努めている状況です。

 後肢を引きずりながらも、ココアはココアのその日一番行きたいところ、落ち着くところへゆっくりと移動したりなどしています。そんなココアの現況を今後もHPや「タイガとココアのページ」で随時お知らせいたします。ご心配をお掛けいたしますが、今後ともココアを温かく見守っていただけますと幸いです。
 

このページに関するお問い合わせ

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〒085-0204 北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番 釧路市動物園
電話:0154-56-2121 ファクス:0154-56-2140
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