企画展「国後島の植物と自然」
本企画展は終了しました。ご来場ありがとうございました。
展示概要
北海道本島の東に位置する国後島は、植生境界とされる宮部線(択捉海峡)に近く、道東地域とも異なる植生景観を有しています。今なお手つかずに近い状態の自然が残る国後島。その様子を、植物を中心に写真と標本で紹介します。
展示標本は北海道大学北方生物圏フィールド科学センター植物園植物標本庫(SAPT)に収蔵されている、2003年北方四島調査の際に採集されたものです。北海道本島以南ではみられないチシマイチゴの標本を展示します。資料保護のため、展示標本は約2週間ごとに交換します。
また、8月21日(水曜日)からは、2012年の国後島調査の際に採集した標本を展示しています。これらの標本は当館で整理後、北海道大学総合博物館陸上植物標本庫(SAPS)に収蔵されます。
開催要項
企画展「国後島の植物と自然」
- 会期 平成25年7月6日(土曜日)~9月8日(日曜日)
- 会場 釧路市立博物館1階マンモスホール
- 開館時間 午前9時半~午後5時
マンモスホールは入場無料
主催 釧路市立博物館
共催 釧路市立博物館友の会
協力 北海道大学北方生物圏フィールド科学センター植物園・北海道大学総合博物館・NPO法人北の海の動物センター
展示内容(一部)
古釜布(ふるかまっぷ)の町の北西に広がる古釜布湿原。湿原辺縁部では池塘とアカエゾマツが織りなす独特の景観が見られます。
羅臼の対岸に位置する「材木岩」。発達した柱状節理を、材木を立てかけた様子に見立てた名称です。
国後島中部太平洋側の湿原に生えるチシマイチゴRubus arcticus L.の花。北海道本島以南では見られない、北方系の植物です。
泊山カルデラ内にあるポントウ。火山活動による噴気が見られます。
国後島北部オホーツク海側の海岸からみた爺爺(チャチャ)岳。
関連情報
8月31日(土曜日)午後1時半より、本企画展の展示解説を行います。
写真で紹介している地域や植物について、調査時のエピソードをまじえてお話しします。
申込不要、参加無料です。
7月14日、8月11日の学芸員展示解説では、企画展を担当した学芸員が常設展示室と併せて本展示の解説も行う予定です。各日とも午前11時、午後2時の2回開催します。
(学芸員展示解説は5月中旬から9月下旬の日曜祝日に開催しています。詳しくは次のリンクをご覧ください。)
このページに関するお問い合わせ
生涯学習部 博物館 博物館担当
〒085-0822 北海道釧路市春湖台1番7号 博物館
電話:0154-41-5809 ファクス:0154-42-6000
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