企画展「阿寒国立公園と硫黄鉱山」

ページ番号1002433  更新日 2022年12月28日

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阿寒国立公園指定80周年記念 企画展「阿寒国立公園と硫黄鉱山」

「釧路の発展と硫黄資源」
阿寒国立公園の美しく、時に荒々しい自然環境は火山活動により形作られ、それは温泉だけでなく「硫黄」という地下資源ももたらしました。
明治期、安田善次郎によって本格的に開発がはじまった弟子屈・跡佐登(アトサヌプリ)の硫黄は、釧路の炭鉱や港湾の発展を促し、現在に続く産業都市の基盤をつくります。森林資源、水、石炭とともに、硫黄が存在したことも釧路に製紙業が立地した理由といえます。
いっぽう、雌阿寒岳山頂周辺を鉱区とする阿寒硫黄鉱山は、1953年から本格的生産を開始。標高1,200mの噴気地帯という厳しい環境でしたが、年間2万トンを産出するなど一時は道内一の生産量を誇りました。またその開発には自然保護団体などから強い反対意見が出されました。戦後の産業復興という中でそれは許可されましたが、これは「尾瀬ヶ原」と並び自然保護問題の先駆的事例です。これらをテーマとした企画展を、硫黄資源と関わりのあった1市3町にて行います。

企画展記録集(冊子)を刊行しました。詳しくは下記のページをご覧ください。

写真:企画展「阿寒国立公園と硫黄鉱山」ポスター

会場/開催期間

  • 釧路空港ビル
    平成27年6月20日(土曜日)~7月20日(月曜・祝日)
  • 釧路市立博物館 1階マンモスホール
    平成26年10月11日(土曜日)~12月21日(日曜日)【終了】
  • 川湯エコミュージアムセンター
    平成27年1月10日(土曜日)~27年3月1日(日曜日)【終了】
  • 標茶町図書館
    平成27年3月7日(土曜日)~4月5日(日曜日)【終了】
  • 足寄動物化石博物館
    平成27年4月11日(土曜日)~5月24日(日曜日)【終了】
  • 阿寒湖まりむ館
    平成27年5月30日(土曜日)~6月14日(日曜日)【終了】

【フロアトーク】「硫黄鉱山の話を聞く会」

秋田鉱山専門学校(現 秋田大学国際資源学部)卒業後、硫黄やマンガン、石灰石などの国内各鉱山で活躍した鉱山技術者から、阿寒硫黄鉱山での経験を伺います。

10月13日(月曜・祝日)13時30分~14時30分

  • 講演者:青井祐一氏(阿寒硫黄鉱山OB)
  • 会場:釧路市立博物館マンモスホール
  • 参加費:無料(申込不要です)

【硫黄鉱山バスツアー】「跡佐登の硫黄鉱山と釧路鉄道を訪ねて」

道内二番目の鉄道だった「釧路鉄道」の線路跡を歩きます。また跡佐登(アトサヌプリ)では、明治~昭和戦後期の鉱山跡をOBの案内で見学、お話を伺います。

10月26日(日曜日)9時~17時

  • 集合:釧路市立博物館・弟子屈町役場前(10時30分/弟子屈から乗車される場合は事前にお申し出下さい)
  • 定員:30名(応募者多数の場合は抽選)
  • 参加費:50円(保険料)

 

【講演会】「資源開発か自然保護か 阿寒硫黄鉱山をめぐって」

戦前から戦後にかけての国立公園行政、また戦後復興期における自然保護問題の先駆的事例であった阿寒硫黄鉱山の開発とその反対運動について取り上げます。

11月23日(日曜日)13時30分~15時30分

  • 講演者:村串仁三郎氏(法政大学名誉教授/鉱山学・観光学)
  • 会場:釧路市立博物館講堂
  • 参加費:無料(申込み不要です)

くわしくは下記のページをご覧ください。

主催など

  • 主催:釧路市立博物館
  • 共催:弟子屈町図書館・川湯エコミュージアムセンター・標茶町町史編さん室・足寄動物化石博物館・釧路空港ビル株式会社・釧路市立博物館友の会
  • 後援:一般社団法人釧路観光コンベンション協会・一般社団法人摩周湖観光協会・標茶町観光協会・NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構・NPO法人あしょろ観光協会

鉱山の写真

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〒085-0822 北海道釧路市春湖台1番7号 博物館
電話:0154-41-5809 ファクス:0154-42-6000
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