萩原義弘写真展「ヤマに在りヤマへ還る」

ページ番号1002427  更新日 2022年12月18日

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写真:萩原義弘写真展「ヤマに在りヤマへ還る」ポスター

好評につき期間延長!(11月20・21・22日)

写真:チラシ裏面

写真展「ヤマに在りヤマへ還る」

1981年に起きた北炭夕張新炭鉱の事故を契機に炭鉱や鉱山(ヤマ)をテーマとして撮影を続けてきました。
現在、釧路コールマイン以外のほとんどの炭鉱は閉山し、金属鉱山も数えるばかりとなっています。閉山して人々が去ったヤマは、しだいに自然へと還り、その記憶さえもなくなりつつあります。
「記録されたものしか、記憶にとどめられない」と民俗学者の宮本常一は言っています。私は、写真にはその力があると信じています。そして、日本の近代化、戦後復興を支えた産業を後世に残すためにも、ヤマを記録し作品化する意義があると思います。世界遺産となる軍艦島や雪に覆われた北海道の炭鉱跡など、30年以上にわたり撮影してきた写真を展示します。

萩原義弘

日時・会場

  • 期間:2015年(平成27年)10月3日(土曜日)~11月15日(日曜日)・20日(金曜日)・21日(土曜日)・22日(日曜日)
    • *好評につき期間を延長しました
    • *16~19日(月曜~木曜日)は休館です〔17~19日は博物館工事のため〕
  • 午前9時30分~午後5時(常設展示室入場は午後4時30分まで)
  • 会場:釧路市立博物館 1階マンモスホール(入場無料)

アーティストトーク(博物館友の会講演会)

「炭鉱を撮り続ける意味」

  • 講師:萩原 義弘 氏
  • 日時:11月8日(日曜日)午後1時30分~3時30分
  • 会場:博物館講堂(入場無料・申込不要)
  • 主催:釧路市立博物館友の会
  • 共催:釧路市立博物館

作者略歴

萩原 義弘(はぎわら よしひろ)

1961年群馬県高崎市生まれ
日本大学芸術学部写真学科卒業
毎日新聞社出版写真部を経てフリー
現在、日本大学芸術学部写真学科非常勤講師

受賞

  • 2001年 さがみはら写真新人奨励賞
  • 2010年 第26回写真の町東川賞特別作家賞

主な展覧会

  • 1983年 沈黙の炭鉱・夕張は今(銀座ニコンサロン/東京)
  • 1999年 巨幹残栄(ヘルテン国際写真フェスティバル/ドイツ)
  • 2000年 巨幹残栄・東日本編(コニカプラザ/東京)
  • 2001年 SNOWY(ライトワークス/横浜)
  • 2002年 巨幹残栄・SNOWY(新宿ニコンサロン/東京)
  • 2004年 炭鉱(ヤマ)へのまなざし 常磐炭田と美術(いわき市立美術館/いわき)
  • 2006年 SNOWYII(パストレイズM/A丸ノ内/東京)
  • 2009年 文化・資源としての炭鉱展(目黒区美術館/東京)
  • 2010年 第26回写真の町東川賞受賞作家展(文化ギャラリー/東川)
  • 2011年 ヤマに在り ヤマへ還る(アルテピアッツァ美唄ギャラリー/美唄)
  • 2012年 SNOWY(アンコール・フォトフェスティバル/カンボジア)
  • 2013年 炭鉱から(ポレポレ東中野/東京)
  • 黒い屋根・炭鉱住宅の記憶(ギャラリーコールピット/いわき)
  • 2014年 SNOWYII(ギャラリー冬青/東京)

写真集・著書

  • 『巨幹残栄・忘れられた日本の廃鉱』窓社
  • 『SNOWY』『SNOWYII』冬青社
  • 『にっぽん木造駅舎の旅100選』平凡社

コレクション

相模原市、日本大学芸術学部芸術資料館、夕張市石炭博物館、沖縄県立博物館・美術館、東川町

萩原氏のブログ

主催など

  • 主催:釧路市立博物館
  • 共催:釧路市立博物館友の会

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