釧路市北斗遺跡ふるさと歴史の広場
北斗遺跡は、旧石器時代から縄文・続縄文時代を経て擦文時代に至る重複遺跡で、釧路湿原を望む標高20m前後の台地上の東西2,500m・南北500mの範囲に、縄文・続縄文時代の浅い円形・楕円形竪穴102軒、擦文時代の四角形竪穴232軒がくぼんだ状態で残されています。
過去の発掘調査では、旧石器時代の火を焚いた跡、縄文時代の住居跡・墓や小貝塚、擦文時代の住居跡などが確認されています。中でも擦文時代は、鉄器、繊維遺物、はた織具の一部、栽培植物の種子などが出土しています。
1977年7月、釧路湿原西縁において最も規模の大きい重要な遺跡であることにより、東側233,471平方メートルが国指定史跡となっています。
利用のご案内
- 開設期間:4月16日から11月15日
- 開館時間:午前10時から午後4時
- 休館日:月曜日(月曜が祝祭日の場合は開館)・11月16日から4月15日
- 入館料:無料
- 交通:
- 釧路駅からバスで40分(阿寒バス鶴居線北斗坂下下車徒歩5分)
- 駐車場:有(20台)
お車でお越しの方は、道道53号線を釧路から鶴居方面へ向かい、釧路市湿原展望台約500m手前を右下に入り、砂利道を約300m進んだ場所に展示館があります(砂利道へ入る地点に案内看板があります)。
※一部のカーナビゲーション機能では、「北斗遺跡」「史跡北斗遺跡展示館」と入力すると、上記の道道53号線ではなく、通称「釧路湿原道路」上で案内を終了する状況が確認されております。
釧路湿原道路からはご来場できませんのでご注意ください。
※下のアクセスマップもご覧ください。
ふるさと歴史の広場の施設について
史跡北斗遺跡展示館には、北斗遺跡で出土した土器・石器・金属製品などの実物資料のほか、復元住居、遺構全体模型を展示しています。
館内の復元住居は屋根の一部を切り取る形で住居内の構造を見ることができます。遺構全体模型は、史跡東端部の竪穴住居跡が最もよく保存されている部分を1/150で表しています。竪穴の窪み、復元住居、人物などを入れ、背景には湿原を描きジオラマ仕様になっています。
展示館から屋外の復元住居へは木道・チップ敷きの道を歩きます。窪みが観察できる竪穴群のほか、史跡展望台からは、雄大な釧路湿原に面した復元住居を望むことができます。
周辺案内図・アクセスマップ
北斗遺跡ふるさと歴史の広場のチップ敷きの道は、釧路市湿原展望台の木道とつながっています。
釧路市湿原展望台のご案内は、釧路観光協会のページをご覧ください。
緊急時の対応について
悪天候やヒグマ出没時など、状況によっては施設の利用を休止する場合がございます。緊急時の対応や最新情報については、当館SNSなどをご確認下さい。
関連情報
このページに関するお問い合わせ
生涯学習部 博物館 博物館担当
〒085-0822 北海道釧路市春湖台1番7号 博物館
電話:0154-41-5809 ファクス:0154-42-6000
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。