博物館の生い立ち since 1936
釧路市立博物館が誕生したのは、1936年7月14日です。もとの釧路市役所水道建設事務所の2階に「釧路市立郷土博物館」として展示室が設けられました。
その後、市内のデパートを経て、1949年には、もとの釧路市警察署の建物を鶴ヶ岱公園に移転し、改築して、自然、人文の両分野にわたる博物館活動が本格的に展開されました。この間、片岡新助、佐藤直太郎、安倍寛次、飯島一雄氏らのコレクションが収集されました。
1965年には、「博物館移築促進期成会」が発足し、1977年、新博物館と一体となる構想のもとに、「釧路市埋蔵文化財調査センター」が春採湖畔の台地に建設され、1983年11月3日、待望の新博物館が完成し、名称も「釧路市立博物館」に改められました。
建物のデザインは、地元出身の建築家、毛綱毅曠氏によるもので、タンチョウが両翼をひろげた形をイメージし、この作品は、日本建築学会賞に輝きました。また、博物館内の展示は、通産大臣によるディスプレイ産業大賞を受賞しています。
展示は、五感に訴える展示手法を目指した立体展示で、館内には立体環境音楽を取り入れました。
全天空型のダイオ・ネイチャー・ドームは、来館者を立体的な展示空間に案内するという手法が用いられています。
2016年の博物館創立80周年を機に、展示リニューアルを進めています。
- 魚類・両生類展示リニューアルオープン(2016年11月3日)
- 「釧路・根室の簡易軌道」常設展示開始(2018年11月17日)
- アイヌ文化常設展示「サコㇿぺの人々」展示リニューアル(2020年4月)
- 昆虫常設展示のリニューアルについて(2022年3月~)
- 【博物館】マリモ常設展リニューアル(2023年11月)
博物館の歴史について
2016年度発行の博物館紀要創立80周年記念号に、博物館の歴史をまとめた記事と、初代館長片岡新助氏による「私の釧路市立郷土博物館沿革史」の抜粋採録を掲載しました。
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