釧路市内の遺跡について

ページ番号1014334  更新日 2024年5月9日

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釧路市内の遺跡について

釧路市の埋蔵文化財包蔵地(遺跡)は、現在までに136ヵ所が登録されています。

釧路地区

釧路地区の遺跡は、釧路市東部の釧路川や春採湖、太平洋に面した台地上、釧路湿原西側の大楽毛や北斗の台地上などに分布しています。


釧路川に沿った台地上には、遺跡が濃密に分布しており、旧市立病院跡地や旧公民館跡地(幣舞遺跡)や旧釧路気象台跡地(幣舞2遺跡)、材木町の住宅街(材木町5遺跡や緑ヶ岡遺跡など)では、過去の発掘調査から縄文時代の終わり頃から続縄文時代にかけてのお墓や擦文時代の集落跡などが発見されています。また、大楽毛や新富士にかけての砂丘列上からは、わずかに遺物が発見されています。
 

阿寒地区

阿寒地区の遺跡は、阿寒湖周辺とそこ源流とする阿寒川、支流である舌辛川や仁々志別川に面した河岸段丘上に分布しています。

阿寒川に面した段丘上からは、上阿寒22線から西阿寒17線にかけた地点に遺跡が比較的多くみられます。この付近では、平成21年に行った試掘調査で西高台7遺跡が発見されており、未発見の遺跡が存在する可能性があります。仁々志別川に面した下仁々志別21~22線(下仁々志別竪穴群周辺)や中仁々志別28~30線(中仁々志別遺跡周辺)には、遺跡の分布が集中していることから、生活を営むのに適した台地であったと考えられています。また、舌辛川に面した地域では、アイヌ文化期のもの送り場もみつかっており、阿寒川水系の中でも中・下流域が比較的遺跡が多くみられる地域です。
 

音別地区

音別地区の遺跡は、音別川やチノミ川、尺別川の本流または支流に面した台地上に分布しています。遺跡は主に太平洋に面した台地上も含めて下流域に多く分布しており(ノトロ岬竪穴群など)、上・中流域ではアイヌ期のチャシなども確認されています。

釧路市埋蔵文化財包蔵地一覧

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