平成27年7月の釧路市動物園ニュース
7月31日(金曜日) 北洋銀行様の「ほっくー基金」から寄付金の贈呈がありました
釧路市動物園にて北洋銀行「ほっくー基金」の贈呈式がありました。
本基金は野生動植物の多様性を確保して次代に継承することに貢献することを目的としており、釧路市動物園は今年で5回目の贈受となります。
ほっくー基金の代表である北洋銀行会長横内龍三様には、釧路市 蝦名大也市長から感謝状の贈呈がありました。
贈呈式の後、基金の皆様は釧路市動物園園長補佐の案内で、釧路市動物園の北海道ゾーンを散策され、タンチョウ、エゾリス、シマフクロウ、クマタカ、エゾクロテン、エゾヒグマなど、北海道固有の動物を観察されました。
釧路市動物園は今後とも、シマフクロウやタンチョウをはじめとし、北海道固有の希少種保護に一層努力してまいりたいと思います。
ほっくー基金 寄附贈呈式
発泡スチロール協会様のシロクマキャンペーンで寄贈がありました
平成27年7月22日(水)、発泡スチロール協会様からホッキョクグマにニジマスのプレゼントがありました。また、来園者の皆様に記念品をいただきました。
ホッキョクグマの毛の構造と発泡スチロールの構造とががとても類似しているところから、毎年、当協会様によるシロクマキャンペーンがホッキョクグマを飼育している動物園で展開されております。
ホッキョクグマキャンペーンの詳細につきましては、発泡スチロール協会様のホームページをご覧ください。 http://www.jepsa.jp/campaign/polar_bear.html
様子を見ているホッキョクグマはミルクです
アルパカ親子の展示中止をしています
アルパカ「エルシー」(♀)の仔(♀、6月生)が、7月19日午前10時半頃に左後肢の骨折が認められました。子どもを療養させるため、しばらくの間、親子を室内で飼育することになりました。可愛い様子を楽しみにされております皆様には大変申し訳ありませんが、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
なお、7月19日に獣舎から外の放飼場へエルシーの仔を出した時には、脚の異常はありませんでした。仔どもが脚をフェンスに挟んだ様子はなく、骨折の原因は不明ですが、他のアルパカが何かに驚いた拍子に仔アルパカの脚を踏んだ可能性もありますことから、看板を設置して静かにご観覧いただくようにお願いしております。
第40回サマースクールを行いました!
今年も毎年恒例の「サマースクール」を7月11日(土曜日)と12日(日曜日)の2日間で行いました。
両日ともに釧路ではめずらしいくらいの暑さとなり、天候に恵まれたサマースクールとなりました。
11日(土曜日)は午前中に飼育作業。午後からはクイズラリー「動物園の謎を解き明かせ!」を行いました。
飼育体験
クイズラリー
12日(日曜日)も午前中は飼育作業を行い、午後からは工作「羊毛マグネット作り」を行いました。
飼育体験
羊毛マグネット作り
羊毛マグネット
来年も皆さんのご参加をお待ちしています!
平成27年7月11日(土) エゾヒグマのコタル(オス)が亡くなりました
コタルは1985年(もしくは86年)に登別クマ牧場で生まれ、1989年9月27日に来園しました。今年の6月16日に動けなくなり、室内に収容して世話をしておりましたが、7月8日に亡くなりました。病理解剖を行ったところ肺炎と肝臓・脾臓・膵臓・心臓などに病変が認められ、多臓器不全であったと考えられます。また、老齢個体に見られる脊椎変形症も認められました。30歳でした。