2008年7月のどうぶつえん日記

2008年7月のどうぶつえん日記

過去のある日の日記(2008年7月)


文中の内容、リンク箇所など、掲載当時のままですので、現在に内容がそぐわないことや、リンク切れしている場合があります。ご了承下さい。




2008年7月29日(火)


 高確率で昼休みにヒツジが脱出する
 動物園のHP管理人です。
 (あまり大きな文字で書くような話ではありません)


 どういうわけか、昼休みがほとんど。最近なら昼休み確立90%ですな。
 27日もほとんどが脱出して、昼休みの前半がなくなってご飯食べてまもなく再び脱出ですもの。
 (昼休み返してー)


 もちろん動物園としても、お客様がご自由に出入りできるつくりになっている以上、扉を二重にしたり、自動で閉まるようにして、そう簡単に逃げられるつくりにはなっていないのです。
 しかしヒツジもおりこうさんなので脱出方法を理解しているようですので、


 逃がしたの? 逃げたの?


 ってところなんですけど。


 もっとも、お客様の出入りの隙をついて、ぞろぞろと来られたら、どうしようもないと思います。本当に。
 (集団だと目に見えないプレッシャーがかかりますから)


 戻す時にはお客様用出入り口を主に使うので、二重の扉のうち、手前を開けっ放しにします。
 出入り口を理解しているヒツジたちは、追われるとそこへ向かい、
 扉を頭で押して開けて入ります。
 扉を足で蹴って開けていたヒツジもいますが・・・。


 それにしても、当園のお客様におかれましては、
 係員が何も言わなくても、ヒツジを追うのを手伝ってくださったり、
 通路の脇によけて下さっていたりと、とてもご協力をいただいております。
 本当にありがとうございます。


 今日は午後2時頃、フライングケージにいたところにお客様に声をかけられて、ヒツジが脱走してますと教えていただきました。
 近くにいる2頭を見かけて、中に入れたのですが・・・合計3頭しかいない!


 脱出後の行動パターンがわかっているので、所定の場所を見てみると、案の定、草を食べていたヒツジたちを発見!
 もれなく戻ってもらいました。
 (ウサギ舎に来ているアルバイトさん、いつもお手伝いありがとうございます。)


 これをお読みになっている方も、もし逃がすことがありましたら、また逃げていたら、お近くの係員までお知らせ下さいね。
 (逃げたものはしかたがないですもん)


 これだけヒツジの話を書いておきながら、写真がまったくありません。
 脱走して追いかけて誘導している時に撮れるはずもありません。
 昨日今日は猛獣舎などの代番(担当者が休みで代わりに担当)でしたので、アムールトラのチョコの写真を載せてお茶を濁したいと思います。


昨日のアムールトラのチョコの写真


 昨日今日と、それはもう元気に水遊びをしておりましたよ。


 今回は鶴公園の高嶋さんから原稿をいただきましたので、さっそく。


 バンディングしたよ。


 こんにちは、鶴公園です。
 タイトルがむやみにフレンドリーですが、特に意味はございません。気分です。


 さて、先日、今年生まれのヒナ3羽にバンディングを行いました。


タンチョウのオスのモコとメスのアネコのヒナに標識がついている写真
「バンディング」とはヒナの脚に標識をつける作業の事です。
(写真は5月6日頃に生まれたオスのモコと、メスのアネコのヒナ)


 この標識は、黄色のアルミリングに数字が書いてあるんですが、この数字を見るとその個体がいつ、どこで生れたかがすぐ判ります。


 たとえば、ドウサン君の標識には016と書いてありますが、これだけでも、釧路市美濃生まれ、3歳、1児の父、ということが判ります。


 さらにですね、


 ・子供の頃は家族で勝手に民家の敷地に入り餌を食べていた。


 ・初めて卵を抱いた年(昨年)に卵を見て「キョッ(なんだこれ? 訳 高嶋)」という声で鳴いて嫁さんのエムコに叱られた。


 ・ヒナを狙うカラスを追い払おうと、勢いあまって隣のケージに飛び降りてしまい、隣のタンチョウと揉めた。しかも劣勢だった。


 おそらく本人も記憶の中から抹消したい過去であろうハズですが、私が単なる悪意で書いてしまったために、全国の、いや世界中に知られてしまうこととなりました。
 ごめんねドウサン。


 そういう訳で、この「標識」というヤツは個人情報が漏れまくり、書く必要も無いのにハズカシイ過去を書かれてしまうというオソロシイものであります。


 大変オソロシイものですので、もし脚に「標識」をつけたタンチョウを見ることがございましたら、釧路市動物園の方までお知らせください。


 おっと、大事な事を忘れるところでした。
 3羽のヒナ達に関して私が知る限りの情報を書いておきます。

 

オス メス ヒナの生まれた日 標識番号
ドウサン エムコ 2008年4月20日頃 082
ケオ ツルミ 2008年5月5日頃 084
モコ アネコ 2008年5月6日頃 085


  よろしくお願いいたします。


 「今日の報告!」のコーナー


 4月21日に確認いたしましたオスのドウサン、メスのエムコとの間に生れたヒナですが、検査の結果、メスだということが判りました。
 最近は私をみても逃げることも減ってきましたし、なにより性別がわかると可愛らしくなってくるものですよ。


 また、7月23日に初めての飛行を確認しました。
 と申しましても、飛ぶ瞬間ではなく、ドウサンと一緒に観覧通路を散歩しているところを見かけただけですが・・・
 当園では飛べるようになると、ヒナから幼鳥へと呼び方が変わります。


 その翌日には隣のケージに飛び込んでいて、追われていたので私が捕まえて親のところに戻してあげました。


 日本には古来より、鶴を助けると恩返しをしてもらえるという決まり


 がありますが、待ってても何の音沙汰もありません。
 次の日になって催促に行ったら、親子3羽で逃げちゃった。
 前の日捕まえたからね、どう見ても前より慌てて逃げていますね。


 助けてあげてこれだからね、「可愛らしいです」なんて、誰が、どの口が、言ったんでしょうね。


 さて、今後は飛び始めるようになったヒナたちを元のケージに戻さなくてはなりません。


 もし園内で私がヒナを追い掛け回していてもイジワルしている訳ではありません。
 ヒナの救出だとか、善意とかでもなく、
 ただただ「恩返し」して欲しいがため
 であります。


 ご来園いただいたおりにそういった場面に遭遇された場合は、「まだ『恩返し』してもらっていないのね」と見守ってください。
 これにて「今日の近況!」のコーナーを終わります。


 最後にHP管理人から。


 霧フェスの移動ふれあい動物園をご利用のお客様、ありがとうございました。
 雨にたたられてしまいまして、1時間程度で終了と相成ってしまいました。
 次回は8月2日の港まつり 北大通9丁目付近で午後1時から午後3時まで行う予定です。
 週間天気予報を見てみると2日は、くもりですので今度は大丈夫かと。


 お気づきかもしれませんが、タイガとココアのページを27日に更新しています。


 夏休み工作教室を8月9日に行いますが、8月1日よりお電話でのみの受付です。


 釧路市動物園 0154-56-2121まで、お申し込み下さい。
 対象は小学生までのお子様、定員は20名様までとなっております。


 夜間開園は8月8日(金)、9日(土)です。
 特設ページにも記載しておりますが、夜間開園の臨時バスが運行されますので、どうぞご利用下さい。




2008年7月23日(水)


 25日は霧フェスで移動動物園の方にいるHP管理人です。


 今、ふと気づいたのですが、大事な商売道具のデジカメが無い!しかも入れ物ごと!!
 あれ?ちょっと探してきます。


 (捜索時間 約20分)


 調理室をまわり、タンチョウ保護増殖センターをまわり、フライングケージをまわり、代番(休みの人の担当を代わりに担当)だったウサギ舎とバイソン舎を確認しても見つからなくてですねぇ・・・。
 結局、園内移動用のオートバイのカゴに入ってました。
 (最初にまわった調理室の扉のすぐ横だったりするんですよ)


 失くしてしまうのは構わないのですが、何よりも、動物舎の中に気づかず落としてしまって、動物が食べてしまったとか、踏んでケガをしたとか、そういうのがとてもイヤなので、自分の落し物についてはとても神経質になります。
 普段持って歩くメジャーや無線機にはカナピラ(金属製のフック)につけて落ちても安全なようにしています。


 本当は安全上必要なのですが、作業用軍手も持ち歩いていません。
 特にアフリカゾウのナナ相手だと、食べてしまう可能性もありますから。
 お客様も落し物にはくれぐれもお気をつけ下さい。本当に。


 今日は(意を決して)フライングケージで砂を交換してました。
 表面が汚れているので、剥ぎ取ります。


砂の表面を剥ぎ取った写真


 手前の黒い部分が剥ぎ取る前の部分です。
 色の違いで汚れ具合がお分かりいただけると思います。
 写真の穴は、どこまで黒く変色しているのか掘ってみた穴です。
 一番汚れやすい部分なので、深いところでは15cmほど剥ぎ取りました。


砂の山の写真


 昨日のうちに運び込んだ写真の砂の山をどんどん崩して一輪車(通称:ネコ)に積んで、剥ぎ取った上にかけていきます。


 ちなみに砂はキリン舎の裏にあるので、フライングケージの前までは機械で砂を積んで、ダンプで運ぶことができますが、それ以降、スコップで砂を一輪車に積むのと、フライングケージ内に運び込むのは人力です。
 (こういう時や、ドライバーを使って手でネジを回している時には、「今は21世紀なのに」と思ったりします)


砂をかけ終わったあとの写真


 元々の砂の量が減っていたので、プールのふちのコンクリートと同じ高さになるよう、敷き詰めました。
 最後にスコップで叩いて、ある程度、固めます。
 中にいるマガモなどが踏んで固めてくれますので、あとは自然にまかせます。


砂の山が消えている写真


 そして砂の山は跡形も無くなりました。手前は大活躍の一輪車とスコップです。
 (一輪車はレッサーパンダ舎から勝手に借りてきましたが)


 中にいるマガモやオシドリなどには迷惑をかけているんですが、あと1、2回やると砂の入れ替えが完了するので、夏休み前には、と思ったんですがもう間に合わないので、のんびりやります。
 (腰とかにくるので、意を決しないとできないのです。)


 今回はペンギン担当者より原稿をいただきましたので、さっそく。


 悪戦苦闘


ペンギンが到着して約2週間。早いものです。
フンボルトペンギンの写真
 日増しに食べる量が増えてきたので、こちらの環境にも少しずつ慣れてきたようです。


 健康状態を知る上で必要なことの一つに、「体重測定」をしなくてはならないのですが、これが大変でした。


 小樽水族館さんでは、ペンギンを


 「バケツに入れて体重を測っていますよ」と


 簡単に言っていましたので


 私もそのつもりでバケツと体重計を用意して、いざ、出陣。


 やられました・・・


 返り討ちにあいました。


 抱き上げてバケツに入れようとしたら


 手を噛まれました。何回も・・・。


 それでも我慢してバケツへ入れたんですよ、がんばって。
 しかしバケツの中でジッとしてくれませんので、デジタルの表示が止まりません。
 そのうちバケツから跳び出る始末ですから。


 侮ってましたね、ペンギンを。思ったよりジャンプ力あるんですね。
 深さ30cmのバケツから跳び出るとは・・・。
 結局4羽だけ何とか討ち取ることに成功しましたが、こちらも傷を負った身、退却しました。


 翌日、もっと深いバケツを持って再び攻め入りました。
 今度は大成功。スッポリと頭まで隠れるとおとなしくなり、降参です。
 これで10羽すべての体重が測れました。


 やれやれ・・・。


 何羽かがやはり体重が減っていました。
 環境が変わることは相当なストレスですもの、仕方がありませんが、これから元の体重へ戻していこうと思います。
 今は年に1度の換羽(羽根の生えかわること)の時期にも入り、体力を消耗する時でもあります。
 ペンギンの体調が気がかりな毎日を送っている担当からでした。


 最後にHP管理人から。


 シロフクロウは、ただ今展示しておりません。ご了承下さい。


 昨日は特設ページ(夜間開園情報)を、


 一昨日はタイガとココアのページ


 ニュース


 近々行われるイベントの紹介


 更新しておりますので、よろしければご覧下さい。



 前々回のヘビ、脱皮しそうだよと言われ、写真を撮りにいかなきゃ!ってのをたった今、思い出しました。
 いや、今日はもう撮りに行きませんけど。




2008年7月18日(金)


 
日付が変わりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか、HP管理人です。
 (3人いますけど)


 えーっとですねぇ・・・一度日記を完成させてアップしようと思ったら、認証に失敗しましてねぇ・・・やり直し中です。


 何を書いていたんだったかなぁ・・・


 あ、そうそう、15日はとても暑くなりました。
 そこで、今シーズン初のことを行いました。それはというと・・・


水浴びをするアフリカゾウのナナの写真


 アフリカゾウのナナに水浴びです。
 ホースで水をかけます。
 普段は水を浴びることをあまり好みませんが、この日は暑いだけあって、素直に浴びてくれました。


 ある程度ナナに水をかけたあとは、ホースをプールに向けて、水をジャバジャバとします。
 ナナもちゃんとわかっているので、プールに入ってきます。
 これも一つのコミュニケーションです。


 そしていつも思うことなのですが、ヤメ時が難しいのです。
 水浴びが気持ちいいのでしょう、いつまでもプールに入っています。
 しかし、ずっと水浴びをさせている時間もないのです。
 もうちょっと、もうちょっと、と思っているとあっという間に時間が過ぎてしまうわけで。


 で、水をかけるのをやめると、
 ナナもそそくさとプールから出てくるのです。


 飼育係がナナのために水浴びを、と思っていましたが実はナナの方がこちらに付き合ってくれているのかもしれませんね。


 トップページニュースタイガとココアのページを更新しましたので、どうぞご利用下さい。 




2008年7月11日(金)


 前回の話にあったように、クローバーを刈るために鎌を持って立っていると、「よく似合いますね」って委託業者の方に言われたHP管理人です。


 昨日は無線で写真を撮りにこない?と呼ばれたのでヤギ・ヒツジ舎へ行ってみると
無線で呼ばれて撮った写真 その1


 わかります?

 わからない方のために、別な写真で。
無線で呼ばれて撮りに行った写真 その2 アオダイショウかな?


 ヘビ嫌いの方、すみません。


 アオダイショウと思われます。
 前にも書きましたが、当園では虫類は飼育していないのでわからないです。
 (調べる時間もなかなかとれなくて・・・)


 扉の横の柵の手前に、器用に横たわってひなたぼっこしてました。
 去年もこの界隈にいましたが、それとは別なヘビかな?とヤギ・ヒツジ担当者と話していました。


 去年の日記でもヘビの話題に触れたなぁと思い、日記を見返してみたら、昨年の7月12日に書いてましたね。
 見かけても何もしなければ、相手も何もしてきませんので。
 または係員に声をおかけ下さいね。


 さて、ニュースにも記載し、報道もされましたが、フンボルトペンギンがやってきました!
 何か書かなければと思っていたら、ペンギン担当者から原稿を頂きましたので、さっそく。


 Welcome! Penguin


 7月7日に待ちに待ったペンギンが到着しました。
 フンボルトペンギン10羽です。
 釧路市動物園では15年ぶりのペンギン飼育となります。


 どこから来たのかというと「おたる水族館」。
 おたる水族館のT川さん、T山さんには釧路までペンギンを運んでいただき、感謝の一言です。


ペンギンの体を計測している写真
(体の長さなどを測っている写真)


 ペンギンも長旅の疲れが取れないまま、着いてすぐに体重測定や採血やら何やらでグッタリしたことでしょうが、無事、ペンギン舎へ迎えることができてホッとしました。
 その晩は小樽の方と交流を深めたのは言うまでもありませんが・・・。


 さあ翌日からが本番です。


 私も寝不足でしたが緊張感を味わいながらペンギン初日を迎えました。
 ペンギンたちも緊張しているのがわかります。
初めて釧路市動物園のプールへ出るフンボルトペンギンたちの写真
 おどおどした様子で10羽まとまって外へ出て行きます。


 やがて1羽がプールに入ると芋づる式にみんなが入ります。
 落ち着かないのか、群れで生活する習性なのか、1羽が水から上がると、また芋づる式に水から出ます。オモロー!


 しかしエサを与えようと思って近づいても逃げるだけでなかなか食べてはくれません。
 1時間以上追いかけっこをして食べてくれたのが数尾だけ。


 あきらめました。
 時間をかけるしかないのです。


 午後のエサの時には大分リラックスしたのか、手から取って食べるペンギンも何羽かいました。
 いつになったら10羽みんなにエサを与えられるか不安でしたが、本日で4日目。
手渡しでエサを受け取るフンボルトペンギンの写真
 ペンギンたちもこの私のことを「エサをくれる人」と認識してくれたようで、自ら寄ってきては先を争って私の手から魚をブン取っていくようになり、やっと友だちになれたような気持ちでこの原稿を書いております。
 あとはこの10羽の顔を見分けられるようにならなければならないのですが、いつになることやら・・・。


 また何かあればお話させていただきます。
 お楽しみに。


 HP管理人から。


 フンボルトペンギンについては、7月19日(土) 11時から オープン式を行いますので、どうぞお越し下さい。
 また飼育動物のフンボルトペンギンのページを作成しました。


 また7月19日、20日は、小学5年生から中学3年生までの飼育体験(サマースクール)を行いますので、猛獣舎(ライオン・ヒョウ・アムールトラ)と類人猿舎(チンパンジー、マンドリル、オランウータン、シロテテナガザル)でのみ
パクパクタイムを行いますので、ご了承下さい。


 次は・・・


 2008年に生まれた動物たちのページ


 アムールトラの「大河(タイガ)」と「ココア」のページ


 を更新しております。


 また飼育動物のフンボルトペンギンのページを追加しました。


 以上、HP管理人こと飼育員Aでしたw




2008年7月6日(土)


 
今日は昼から晴れて暑くなったところにフライングケージのプール掃除で汗だくになったHP管理人です。


 ここ数日はなかなかお日様が顔を見せずにいましたが、今日は久しぶりに顔を出してくれました。
 それでも気温はぼちぼち上がっています。釧路らしい温度で、ですが。


 昨日だったか、新聞の天気予報欄を見ると
 約300km離れている札幌の予想最高気温が26度。
 約120kmほど離れている帯広の予想最高気温が26度。
 そして釧路の予想最高気温は14度。
 普段から、こんな感じですが。


 晴れれば釧路市内よりも動物園の方がかろうじて夏を満喫できる温度になりますので、釧路市内、近郊にお住まいの皆さま、どうぞ釧路へ。
 他の地域にお住まいの皆さま、夏はとても涼しい釧路へ一度、足を運んでみませんか?


 さて、暖かくなってくると草があちこちから生えてくるわけですが、動物園でも、草を乾かしたもの(乾牧草)から生の草(青草)にエサが切り替わっています。


 生の草といっても、動物によって好みが変わります。
 例えばビーバーであれば、固い茎をもち、赤い花をつけるクローバーを好みますし、フライングケージのカモ類やトナカイは、白い花をつけるクローバーを好みます。


 普段運ばれてくる草は牧草なので、クローバー類があまり入っていません。
 担当者は、それらが生えている場所を確認し、自分たちで採集しています。
白クローバーの写真


 白い花をつけるクローバーの写真です。
 私はワピチの裏側のケージ内に、刈り取れるだけ生えているのを見つけています。


刈り取った白クローバーの写真


 鎌をつかって刈り取ったあとは、それなりに細かく切ってから動物たちのエサにします。
 もちろん、四つ葉のクローバーを探している余裕はありません・・・。


 ビーバー、フライングケージのカモ類は、普段人間が食べる野菜をあげていますが、それはあくまで人間用。
 クローバーだけを好んで食べるわけではありませんので、あくまでエサの一部として与え、少しでも食べてもらいたいのが担当者の思いです。
 トナカイでは運ばれてくる青草は最初のうちしか好まないようで、担当者が白い花をつけるクローバーを育てて、エサの一部として与えています。


 今回は久しぶりに鶴公園の高嶋さんから原稿をいただきましたので、さっそく。


 忙しいです。


 おひさしぶりです、鶴公園です。
 ここのところ忙しくてですね、すっかりごぶさたしておりました。
 例年はヒナが大きくなると少しはゆとりができるんですが、今年は忙しいんですよ。


 前回の日記にもありましたように今はペンギンを迎える準備で忙しいんですね。
 もう職員総出で、担当者(ここの原稿も書いているサンタさんです。)は言うに及ばず園長から、事務所で観察中のおたまじゃくしまで忙しそう。
 おたまじゃくしなんか忙しさのあまり脚生えてました。


 前回の日記ではペンギンの家となる「スーパーハウス」に色が塗られておりました。
 私が一人でペタペタ塗っていたんですけども、あまりの遅さに不安が募ったんでしょうね、他の職員が手伝ってくれることになりました。


 ただですね、いきなりたくさんの人に手伝っていただいても私もどうしたらいいかわからない。
 こういう時こそ指揮の能力が試されるというモンですよ。
 で、手伝ってくださる方でも慣れていない方もいらっしゃいますのでますます指揮能力の高さが問われる訳です。


 そもそも私の愛読書の1つ「孫子」によれば、優秀な指揮官というのは・・・


 あの、急に話が変わってアレなんですけども、この前HP管理人にですね「最近原稿長いですね。もっと短くていいですよ。」といわれました。
 彼は気を使う人なので、あえてやわらかい物言いをしたんでしょうけど「長いから文章直すの大変なんだよ!!」ということなんじゃないかな?
 と思っております。
 (そんなことはないですよ。園長が長いかも、若い獣医師が長いって言ってましたけど。HP管理人)


 そもそも私が目指す文章というのは・・・


 ・・・ホントに怒られるので話をすすめますね。


 とにかくペンキ塗りのおかげで私の指揮官としての優秀さを示す機会ができたわけです。
 そこで私のとった作戦は、みなさんにペンキの入った缶とハケだけ渡して


 「ここに岩とか石を書いてください!!」


 うん、この指揮官は解任した方がいい。
 だいたいハケ握るの初めての方だっているじゃないですか。
 さらにですね、みんなにペンキの入った缶やら、ハケやら渡したら、私の分が無くなってしまってですねぇ、ずっとウロウロしてた。
 もう帰ったほうがいいかな?


 まぁ、みんなのおかげで石とか岩とかは上手い事塗れました。
 お手伝いいただいた方ありがとうございます!


 しかし、他のところはまだ残っております。
 果たしてペンギンちゃんの公開まで間に合うのか!?
 公開当日塗り残しがあったなら「解任されたんだな・・・」と思ってくださいね!


 「今日の反省!」のコーナー


 釧路市動物園の皆様へ


 皆様に不安をいだかせてしまい申し訳の次第もございません。
 明日からは皆様に不安をいだかせないような真人間になります。
 忙しさのあまり遅れていた分を取り返さなくてはいけませんが、いかんせん手が足りません。
 しかし、多忙を極める皆様の手をこれ以上お借りするのは私といたしましても、慙愧に堪えがたい仕儀でございます。
 そこで、事務所で観察中のおたまじゃくしの手が生えて参りましたら、その手を借りたいと思っております。
 完成はおたまじゃくしの手が生えた後の事になると思いますので、もうしばらくおまちください。


 平成20年7月5日  高嶋


 これにて「今日の業務連絡!」のコーナーを終わります。


 最後にHP管理人から。


 昨日のうちにこそっと、アムールトラの「タイガ」と「ココア」のページを更新しております。


 またサル山近くの展示館では、本年5月29日に天国へ行ったホッキョクグマの「コロ」の追悼写真展を行っております。
 どうぞご覧下さい。

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