2006年10月のどうぶつえん日記

2006年10月のどうぶつえん日記

過去のある日の日記(2006年10月)





2006年10月31日(火)




 10月2日、11日の日記で、性別判定を・・・と書いておきながら結果をまだ書いていませんでしたね。



 では、発表します!



 クマタカ=メス、シマフクロウ(自然)=オス、シマフクロウ(人工)=メス、ワシミミズク=オス2メス1、ハクトウワシ=オス2 との結果になりました。



 結果が出る前に、人工のシマフクロウを眺めながら、



 私いわく「オス、メス、どっちだと思います?」



 担当者いわく「オスじゃないだろうか」



 私いわく「そんな感じがするんですけどねぇ」



 と話をしていたんですが・・・猛禽類は見た目じゃなかなかわからないものです。



飛来してきたオオハクチョウの写真

今年はオオハクチョウが10月14日に飛来してきましたが、やっと証拠写真を用意できました。



 本格的なシーズンは、まだまだこれからですので日中は、どこかへ飛んでいき、遅くなってから戻ってくる、またはさらに南へ行くための休息地として利用していることも考えられるので、今時期は野生個体がぜったいにいる、というわけではありません。



 飼育しているオオハクチョウは年中おりますので、ハクチョウ池に行ったのにぜんぜんいなくてがっかりした、なんてことはありません。



 

2006年10月25日(水)



 ここ一週間で、ゾウ舎の温度計で一番の最低気温は、-0.5度でした。



 園内の一部では氷も張ったようです。



 今年は5頭の赤ちゃんが成長しているニホンザル。



 サル山は担当者がいるときに洗っていますが、お客様がいるときは、万が一、水がかかるといけないので、主に閉園後に、行なっています。



サル山掃除のための放水中の写真

観覧通路から放水中



サル山清掃後の写真 

清掃完了後のニホンザル運動場内 裏側から



 観覧通路からの放水だとニホンザルは邪魔もできませんが、運動場内から放水を始めると、最初は警戒して逃げていくのですがまたいつもの掃除か、と判断すると警戒心を緩めてホースの周りなどに集まってきますが放水ている担当者には近づきません。



 油断するとホースを噛んで、穴をあけられます。



 これが新品おろしたてのホースなら、とてもくやしいです・・・。



 ちなみに水圧が強いので、ちょっと気を抜くと自分に水が跳ね返って水びたしになってしまいます。



 水が凍結する頃には放水での掃除は行ないません。



 サル山が氷の山になりますからね。



 

2006年10月18日(水)



 冬の使者、オオハクチョウが今年は早くも14日に1羽がやってきました。



 私の予想では次回あたりに初飛来!と書けると思ってたんですけどね。



 ハクチョウ池の担当者は「あれがやって来たオオハクチョウだよ、あれあれっ」と、指をさして教えてくれるんで、その時だけはわかるんですけど、担当者ではない私には、どれが飼育しているオオハクチョウでどれが飛来してきたオオハクチョウなのか、まったくわかりません。



秋のハクチョウ池とオオハクチョウの写真

手前が暗いですが、明るい時間だと山の色が水面に入って秋の風景を深めてくれます



 また15日の日曜日には、東北海道塗装工業組合青年部の皆さまが今年もボランティアで、ゾウ舎の塗装をしていただきました。



 過去にはレッサーパンダ舎やホッキョクグマ舎、ゾウ、キリン、シマウマ、ダチョウ舎も塗装していただいております。



東北海道塗装工業組合青年部の皆さまによるゾウ舎の塗装中の写真

(足場を組んで、塗装作業中:伊藤先生撮影)



 このためHP上でも告知しましたが、アフリカゾウのナナにエサをあげようは中止でした。ご期待して動物園に足を運んでいただいた皆さま、ナナを外に出していると、塗装どころか足場すら組めませんので・・・ご容赦ください。



 今年は11月5日まで、おこなっておりますので、また動物園に足をお運びください。





2006年10月11日(火)



 ハクチョウ池の担当者が昨日、雪虫を見たと言ってました。



 まだ早いんじゃないかなと思ってたら、私の目の前にも雪虫が飛んできました。



 ハクチョウ池には、晩秋の使者「オナガガモ」も見えるようになり、例年であれば、オオハクチョウの飛来も今月下旬です。



 もう、そんな時期になりました。



 前々回、伊藤先生に性別判定の話を書いてもらいましたが、それに続いて昨日はハクトウワシの幼鳥の性別判定の為に採血と動物舎に止まり木をつけました。



ハクトウワシに個体識別の足環をつけている写真

2羽の幼鳥がいるので足環を装着して個体判別がつくようにします



ハクトウワシをケージに入れて体重を計測している写真  



 体重も計測しておきます



 捕獲をすること自体、動物のストレスになります。



 必要時以外、捕獲はしていませんので、こういう時に体重計測も行なうのです。



 動物舎を改良するため、親も一緒に捕獲し止まり木を設置しました。



 あまり長時間、ケージに入れたままにするのはかわいそうなので、総出で一気に作業を行いました。



ケージに入っているハクトウワシの写真

ケージに入っているハクトウワシ



止まり木をつけている写真

止まり木設置風景



 1時間ほどハクトウワシには迷惑をかけましたが、無事完了しました。



 

2006年10月6日(日)



 動物園は、まもなく冬時間での開園時間になります。



 今年は10月10日から4月9日まで、開園が午前10:00、閉園が午後3時30分となります。冬も開園してますからね。



 当園は12月24日から1月5日までが、休園日です。



 上記の期間以外は開園しております。



 さて動物園で働いていて、秋を一番感じる「できこと」があります。それは・・・



エサとして使うためトウキビの芯を刈り取っている写真

刈り込み中 



刈り取ってきたトウキビの写真  

 

 トウキビ。次の日も取りにいったので今は倍の量があります



 近くの農家さんのところでトウキビの収穫が終わった残りの部分をいただき芯の部分だけを類人猿のエサにします。



 甘みがあり、担当者いわく、オランウータンやチンパンジーが好んで、ガムのように噛んで食べているとのこと。



 他園館ではあまりあげていないエサかな?と言っていました。



エサにするためにトウキビの芯を切断している写真

必要な部分だけを切断



エサとして使える状態になったトウキビの芯の写真 



 このような形で類人猿にあげます



 このシーズンに1年分を確保するので、大量になります。



 飼育作業の合間を見て、皮をむき葉を落とし、切断します。



 今年は、何日で終わるかな・・・?



                                                                                                   

2006年10月2日(月)



 いつもはゾウとニホンザルを担当しているAが日記を書いていますが、今回は、教員長期研修で動物園に1年間、研修に来ている伊藤先生が書きました。(写真も)



 今日は春に生まれた子どもたち(クマタカ、シマフクロウ、ワシミミズクの猛禽類)の血液検査の日。



 「血液型を調べるんだ!」と思われている方もいらっしゃるのでは?



 いえいえ、実は男の子か、女の子かを判断する検査なのです!



 猛禽類は見た目では「オス」か「メス」か確実な判別ができません。



 (大きさや重さでは予想はできますが)



 そこで、DNA検査を行って判別する事になるのです。



 この日は、特別な日。

 生まれてきた子が「男の子」なのか「女の子」なのか、飼育係にとってはまるで我が子同様に楽しみなもの。



 しかし、猛禽類ともなると、危険がつきものです。

 飼育係総出で、手には熊手を持ち、親鳥からの攻撃を阻止しなければなりません。



 最初はクマタカ。親鳥が睨んでいます。飼育係がじりじりと近づきます。



 子どもも捕らえられないように必死です。が、逃げようとした次の瞬間、捕獲成功。



 体を固定し、獣医が血液を採取します。そして、体重を計測。成長は順調です。



 親鳥はというと、木の上から我が子の様子を心配そうにじっと見ています。



 もちろん、その間も飼育係は手には熊手で防御体制です。



 クマタカの子どもの目はきれいなブルー。



 ビー玉のように澄んでいました。(親鳥はオレンジ色です)



大人には見られないクマタカの青い瞳の写真

(クマタカの幼鳥のきれいな青い目)



 爪や嘴も鋭く、もう一人前です。鳥の成長は早いですね・・・。



 無事終了し、子クマタカを放しました。初めての恐怖体験だったのでしょう。



 ちょっとの間、放心状態で動けませんでした。かわいそうに・・・。ごめんね。



ワシミミズクを捕獲中の写真

はふくろうの森のワシミミズクを追い込み中



シマフクロウの採血中の写真 



 シマフクロウの幼鳥の採血中



 その後、シマフクロウやワシミミズクも同様に行いました。



 ワシミミズクの子は3羽いますし、ケージの天井も高いので、ちょっと手間がかかりました。



 シマフクロウやワシミミズクの子どもたちの目がまん丸で大きいこと!目玉が落っこちそうなくらい。



 なかなか間近で見る事はできないので、貴重な経験ができました。



 とにかくお互い無事!?に事を終えることができました。



 検査結果が楽しみです!





 2006年10月1日(日)



 実は今日、釧路市動物園の開園記念日だったのです。皆さん、ご存知でした?



 1975(昭和50)年に開園し、満31歳になった「日本で唯一、シマフクロウにあえる 釧路市動物園」を今後とも、よろしくお願いします。



 そのため今日はいつもの土日のナナにエサをあげようのほかにも、海獣、あざらしようちえん、ホッキョクグマのツヨシ、類人猿、猛獣の給餌公開が行なわれました。



 またこのほかにも第33回全道幼児・児童動物画コンクール表彰式なども行なわれました。



あざらしようちえんでの給餌公開中の写真

あざらしようちえんでの給餌公開



全道幼児・児童動物画コンクール表彰式の写真 

全道幼児・児童動物画コンクール表彰式





 今年から動物舎にこういう看板が設置されているのをお気づきでしょうか?



長期研修で動物園に来ている先生が作った動物のエサがわかる看板の写真



動物のエサがわかる看板をめくってみたところの写真 



 教員長期研修で動物園に1年間、研修に来ている小学校の先生が動物たちの食事メニューがわかる看板を作ってくれました。



 まだ全部の動物舎に設置していませんが、もし見つけたら、開いてみてください。



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