ライオン

食肉(しょくにく)目 ネコ科

特徴

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【個体情報】
 

愛称 アキラ ユウキ ゆうひ
性別 おす
出生日 2006年10月20日 2007年11月27日 2013年7月26日
出生場所 旭山動物園 円山動物園 釧路市動物園
移動日 2012年6月16日 2010年4月27日  
前園 旭山動物園 円山動物園  
ライラ(♂)×レイラ(♀)   アキラ×ユウキ
貴族 釧路市動物園 釧路市動物園 釧路市動物園


【一般情報】

 

分類 目  食肉目
ネコ科
学名
  (種名) 
Panthera leo
英名  Lion
レッドリスト VU
形態 頭胴長 ♂ 170-250 cm  ♀ 158-192 cm
体重 ♂ 190 kg(155-255 kg, 最大記録272 kg)、♀ 126 kg(122-192 kg)
尾長 61-100 cm
体高(肩高) 107-123 cm
性差 雄の鬣(たてがみ)
外毛特徴 被毛の色は、背中や脇腹は黄褐色、腹部は白色。南アフリカ北東部のティンババティではかなり白い個体がいる(白化個体ではない)。
分布 現在の分布: 北はサハラ砂漠南縁の西アフリカから東のスーダンやソマリアまで。南はコンゴの森林帯を除くほぼ全域。ただし、西アフリカでは数は少ない(まれ)。一部を除く南アフリカや北アフリカはいなくなった。
アジアでは、インド西部のギル・サンクチュアリ。
 
生物学的特性 生息環境 最適な生息地は、開けた森とブッシュ、灌木あるいは草の茂みが混じった環境で、エサとなる中型から大型の偶蹄類の群れがおり、日中に日射しを避けて休める日陰があり、餌にそっと接近しやすい被覆のあるような環境。
アフリカのライオン: 主に、大草原あるいはサバンナであるが、 熱帯雨林帯や砂漠を除くほとんどの場所に生息。森や灌木のある山や半砂漠でも見られる。
アジアのライオン:インドのギル森林保護区の低木地帯やチークの森に生息
食性 主に中型から大型の偶蹄類。他に、ネズミ類、若いサイ、カバ、増、ダチョウまでのサイズの鳥、爬虫類、魚、昆虫も食べている。
アフリカ:アフリカバッファロー、グヌー、シカレイヨウ(ハルテビースト)、ウォーターバック、コブ、セーブル・アンテロープ、ゲムズボック、インパラ、トムソンガゼル、キリン、シマウマなど。
アジア: シカ類
行動圏 プライドのホームレンジ: 平均 25~226㎢ (20~500㎢: 餌密度の低い場所では広く、2075㎢まで)
繁殖 ・周年繁殖。ただし、季節的な気象や餌密度などの条件により出産ピークが見られる地域もある(例:クルガ-国立公園では2~4月、セレンゲティ国立公園では3~7月)。
・多発情、発情期間=4-16日間、発情間隔=平均16日(数日から1年)
・交尾排卵?(交尾排卵という記述のある総説もある)
・妊娠期間=平均110日間(110-114日)
・産仔数=平均2.5~3(1~6:89%は1~4)
・出産間隔=20ヶ月(11~25ヶ月):子をすぐに失った場合は4~6ヶ月
・出産が迫った♀は4-8週間ほどプライドから離れる。その後、4-8週齢の子を連れてプライドに合流する
・母乳の出るメスは、どの子にも授乳する。
・子は6-7ヶ月間母乳を飲むが、7ヶ月を過ぎるとあまり飲まなくなり、12ヶ月例までに中止する。
・子は母親と21~30ヶ月一緒に暮らす。
・若雄は父親と争いが見られるようになる2.5年目に群れを出る。
・子の生存率は40~50%。餌不足やプライドの乗っ取りが死因。
・性比=1:1
性成熟 ♀: 約24ヶ月。初産はおよそ43ヶ月から。出産は15歳まで。
♂: 約24~26ヶ月(繁殖は5歳から) 16歳齢の♂で受精可能な精子を生産する例あり。
寿命 野生: ♂ 16歳、 ♀ ふつう15-16歳(セレンゲティで19歳の例)飼育: およそ13歳、最長30歳の記録あり。(性別不明)
 
 


生態

・狩猟: セレンゲティでは、プライドでの忍び寄りによる集団狩りの成功率は約30%、単独では17-19%。餌動物に忍び寄るとき、風向は気にしていないが、逃げる動物よりも前に出ることで、餌動物を遮せいで止める。
・摂食量: ♀=8.7kg/日(乾季)、14kg/日(雨季)。♂は雌の約2倍を消費。
・速度:歩く速度は約4km/h。突進する際、45-60 km/h(100-200mの間長い距離は走らない)
・活動帯: 例外はあるが、狩りは夜に行う。ピークは午前2時~4時だが、地域によっては午後9時半から10時半。日中の暑い間はあまり動かない(日中の約80%は眠っている)。得意ではないが、木に登る能力があるので、ハエや危険な動物を避け、また涼むため、木の枝に沿ってだらりともたれかかることがある。
・吠え:条件が良いと、5kmほど吠え声が届く。
・マーキング等: 糞、尿掛け、引っ掻きで、縄張りの境界を主張。
・プライド:女家系社会で、血縁の成獣♀、亜成獣♀、および幼獣からなる。サイズは、乾燥した生息環境では平均2.2、周年餌動物が豊かな環境では平均4-4.6。最大値は39。
・プライド内の雌の協働行動:同時出産化、協働保育、協働哺乳、協働での狩り。
・プライド内での雄の行動:主にプライドでの地位確保エネルギーを集中。あまり狩りをしない(3-4%)が、狩りは上手く、バッファローのように特に大型で危険な餌動物を倒すことができる。地位確保できる期間は僅か2-3年。
・雄の連隊(coalition):プライドでの地位確保する前、あるいは地位を失った雄の連隊は、協働で狩り、またあさって食べる。大きい連隊は血縁であるが、2頭の場合は血縁関係にないことが多い。
・子殺し: 雄がプライドの乗っ取りをした際に、雌は子を守ろうとするが、雄による子殺しが起こる。世話の必要な子を持つ雌は、乗っ取りの1ヶ月以内に子を失い、妊娠雌は出産してすぐに赤ん坊を失う。
・成長と発育:出生時体重=約1.5 kg。最初の4週間は約106g/日増加。2週間以内に歩行開始。乳歯の萌出=3週齢。固形物の接触開始約8週齢。離乳=約8ヶ月齢。永久歯の萌出=約9~12ヶ月齢。
個体数 不明: アフリカで16500~30000頭と推定。インドライオンは1900年ころに20頭以下、1995年に約300頭(ICNによれば、成獣は200頭未満)。
参考資料
  1. Hass, S. K., V. Hayssen & P. R> Karusman.2005Panthera leo.Mammalian Species (762): 1-11(published by the American Society of Mammalogists)
  2. Wilso, D. E. & R. A. Mittermeier2011. Handbook of the Mammals of the World.Vol.1. Carnivores. Lynx Editions, Barcelona.
  3. Harrington, E. 2004. “Panthera leo” (On-line), Animal Diversity Web.(accessed November 27, 2016), at http://animaldiversity.org/accounts/Panthera_leo/




【過去の記事】

  • IUCNレッドリスト 絶滅危惧2類(VU)
    絶滅の危機が増大している種
  • ワシントン条約 附属書2
    現在必ずしも絶滅のおそれのある種ではないが
    その取引を規制しなければ絶滅のおそれのある種になるおそれのあるもの

 


百獣の王、ライオンです。
写真左はオスの「アキラ」、右はメスの「ゆうき」といいます。
アキラは2006年10月旭山動物園生まれ。
2012年6月に来園しました。
ゆうきは2007年11月に札幌市円山動物園で生まれ、
2010年4月に来園しました。
2頭ともまだ若いペアです。

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