アメリカビーバー

齧歯(げっし)目 ビーバー科

特徴


【飼育個体情報】

愛称 菊丸
出生日  

200958

性別 オス
両親  

松太郎(父親 2013年死亡)  梅子(母親 2010年死亡)

 

キャベツなどの葉もの野菜、高野豆腐、サツマイモ、栗、ペレット(固形飼料)、ヤナギ、クローバーなど

性格  

穏やか。

 

【一般情報】

分類 齧歯目 Rodentia
ビバー科 Castoridae
学名(種名) Castor canadensis  (24亜種に分けられる)
英名   North American Beaver
レッドリスト LC
形態 全長  640~1200mm
体重   11~32kg(最大重量の記録では 37-39kg)
尾長   258-325mm
性差   授乳期の乳頭が目立つ以外は、外観的性差は認められない
 

形態的特徴

 ・目には瞬膜がある。

・耳、鼻には弁がある。

・指の数は各足とも5本。後足の指には水かきがある。

・尾は平たく、鱗状で、毛が少ない。尾は熱交換器の機能のほか、脂肪蓄積やコミュニケーションに使われる。

  分布   極地のツンドラ地帯、フロリダ半島、南西部の砂漠を除く北米大陸の川や湖沼に生息。
 

生息環境

 

十分なエサとなる木々があり、枯れない水域のある場

 

生物学的特性

食性   樹木の枝、葉、樹皮(ポプラ、ヤナギを好む)
生息密度   0.4~0.8個体/㎢(好適な環境では)
縄張り   0.48 ha (股間の腺からの分泌物と尿が混じあってできるビーバー香と泥や植物でできた臭い塚で縄張りのマーキングをする)
 

繁殖

○ 年1回繁殖

○ 交尾期 1~2月

○ 妊娠期間 約107日

○ 出産時期 通常5~6月(たまに2月上旬や11月下旬)
 

○ 産仔数 2-5(通常3-4: 最大9の記録有)

○ 出生時体重 340~630g

○ 授乳期間 約6週~2ヶ月

性成熟  

○1.5歳(二冬目)には性成熟に達し得る。(アラスカ内陸やカナダ北部では2.5歳まで遅れる)

○メスの初産は通常3歳

寿命   ○ 野生で10-15歳
 

行動・生態など

○ 分散: 2歳齢になるとコロニーから出て行く個体がある。

○ 分散距離: 直線で16km以下だが、110kmも離れることもある。

○ 主要な捕食者: オオカミ、コヨーテ、クズリ、ヒグマ
  (しかし、死亡率の重要な原因は、ヒトによる狩猟や密猟)

○ 主な活動時間(春~秋): 午後4~6時から午前6~7時

生息数  

600万~1200万頭

 

うんちく情報

○ 少なくとも15分間、水中に留まることができるが、通常は、1-2分。

○ 酸素(空気)の貯蓄能力は相対的に(体重当たりの換算で)ヒトとほぼ同じ。

○ 食べ物の腸内通過時間は少なくとも60時間

○ 水の流れる音がダム造りの行動刺激となる。

○ ヨーロッパビーバー Castor fiberとは外観的には非常に似ているが、染色体数に相違がある(アメリカビーバー 2N=40; ヨーロッパビーバー 2N=48) 

情報源 (1)Castor canadensis.  Jenkins, S.H. & P. E. Busher  1979, American Society of Mammalogists(米国哺乳類研究者協会)編, Mammalian Species (哺乳類種), 120号
(2)North American Beaver (Castor canadeniss): A Technical Conservation Assessment.  2007, USDA Forest Service(米国農務省森林局)
(3)Beaver (Castor canadensis).  Baker, B. W. & E. P. Hill  2003,  G. A. Feldhamer, B. C. Thompson, & J. A. Chapman 編, Wild Mammals of North America: Biology, Management, and Conservation, Second Edition. 288-310頁, John Hopkins University Press(ジョン ホップキンス大学出版局)




【過去の紹介文】


好物は、ヤナギの木と高野豆腐。
特にヤナギの木は、成長がはやいので、
園内から切って運んできたり、いただいたものを与えます。
太めの木を与えても、するどい歯でサクサクと削り倒して
寝室へと運び込み、きれいに皮や小枝を食べます。

驚いた時には大きな尻尾で水面を叩きつけ、
水しぶきをあげてその間に水中に潜ったり移動します。
もしもビーバーに水をかけられても、
許してあげてくださいね。

動物紹介へ戻る