アムールトラ

食肉(しょくにく)目 ネコ科

特徴

アムールトラのオス「リング」の写真

オスの「リング」

 

アムールトラのメス「チョコ」の写真

メスの「チョコ」

  • ICUNレッドリスト 絶滅危惧1A類(CR)
    ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種
  • ワシントン条約 附属書1
    絶滅のおそれのある種であって取引による影響を受けているか又は受けるおそれのあるもの 
 
【飼育個体】
 
名前 リング チョコ ココア あさま
性別 オス メス メス オス
来園日・転出日 2004年12月4日(購入)
2014年5月21日(BL移動)
2005年2月18日(購入) 2008年5月24日(生) 2016年10月22日(来園)
出生日 2003年4月30日 2004年6月9日 2008年5月24日 2015年3月18日
出生場所 カザフスタン チャリヤビン動物園 ロシア ペルム動物園 釧路市動物園 長野市茶臼山動物園
体重ほか 151.4㎏(2014年5月20日)
全長272cm(2012年2月9日)
108.4㎏(2015年1月28日) 70.6㎏(2015年3月23日)  
性格 持て虎 美虎
人懐っこい
人懐っこい 明るく活発で、甘えん坊。
少し慌てん坊
好物   シカ肉 シカ肉  
食べもの(給餌)   牛肉、ニワトリ、ネコ草ほか 牛肉、ニワトリ、ネコ草 牛肉、ニワトリ、ネコ草ほか
備考 長野市茶臼山動物園へ出張中


【子ども】
アイ(多摩動物園)
マオ(おびひろ動物園)
アサマ・アズサ(茶臼山動物園)
ココア(釧路市動物園
  軟骨形成不全症
人工哺育





 
自然繁殖


父親  リング

母親  ミライ (カザフスタン 
アルマティ動物園生)





 

 

 

【生物学的情報】
分類 食肉目
ネコ科
学名(種名と亜種名) Panthera tigris  (亜種 Panthera tigirs altaica)
英名  種名 Tiger   亜種名 Amur tiger または Siberian tiger
レッドリスト EN
形態 全長 オス 2.7~3.3m、 メス 2.4~2.75m (野生個体)
体重 オス 180~306㎏、 メス 100~167㎏ (野生個体)
外毛特徴等 他の亜種に比べて毛が長い
分布 現在の生息地は、ロシア極東地方、プリモリエ州とハバロフスク州(ウスリー川流域)のSikhote-Alin(シホテ=アリン山脈)に限られ、中国との国境地帯にスポット的に見られる。恐らく、ロシアと北朝鮮の国境にもスポット的にあると考えられている。
生物学的特性 生息環境 ・海抜600~1600m
・針葉樹林、広葉針葉混交林の岩場のある斜面、あるいは河川の谷間
 
食性 ・大型哺乳類(イノシシ、タシケントアカシカ、シベリアワピチ、シベリアムース、シカ、ノロジカ、ヒグマ、ツキノワグマ) 
・餌不足の時は、ヒョウ、キジ類、ネズミ類、カエル類、魚類を食べ、家畜を襲うこともある。
・ヒトを襲うことはめったにないが、動物を捕えることができなくなったトラが人食いトラとなって人ばかり狙って襲う場合がある。
・摂食量: 野生で約18-40㎏/食餌。飼育下では一日に5~6㎏/日
縄張り 2000~4000㎢ (大きいもので10,500㎢)
  ・交尾: 周年(11月末~4月前半に高頻度)
・交尾時間:15~20秒
・妊娠期間:96~111日(平均的期間104~106日)
・産仔数: 2~3
・出産間隔:母子家族崩壊後(通常2年目、3年まで母親と一緒に居る個体もある)に再出産
・乳歯萌出: 2-3週齢~(6-8週齢まで)
・永久歯萌出: 8.5~9.5か月齢~(12~14か月齢で生えそろう)
・出生時体重: 780~1000g (頭胴長 315~400㎜)
・体重増加量: 0.1~0.25㎏/日(出生から140日齢まで)
・授乳期間:3~6か月齢
・摂食開始:約2か月齢
・2-3年目に成獣の被毛色になる
 
性成熟 ・オス 4~5年、 メス 34
寿命 飼育下で20~26年 (野生下でも同様程度の寿命の個体もある)
生態・行動 ・個体数減少の主たる原因: 
  ①生息環境破壊による餌の減少、②人による不法狩猟(銃殺、毒殺など)。
・跳躍力: 水平方向 8~10m、垂直方向 5~6m以下
・遊泳力: 水を好む。幅6-8kmの河を泳ぎ切る。29㎞泳いだ個体もいる
・交尾期に5-7日間、メスのそばにいたオスは、新たなメスを捜しにメスから去る。
 
個体数 推定480~540頭 (2015年 WWF ロシア)
参照資料 URL  http://www.iucnredlist.org/details/15955/0
     http://tigers.panda.org/tiger-census/russia-2015
総説  Panther tiger  (著者 Vratislav Mazak; 1981年発行; 哺乳類 152号 1-8ページ; 発行者 米国哺乳類研究者協会)
 

 


【飼育されていたトラ】 

愛称 カフカ
性別 オス
飼育期間  2014年1月22日(借受)
2016年9月21日(転出)
出生日 2007年10月21日
(富士動物自然動物公園)
体重  157.8㎏(2014年1月22日)
性格 体は大きいが、小心虎; 人なつっこい
その他 人工哺育

 

【過去の紹介文】


左の写真はオスの「リング」、右の写真はメスの「チョコ」です。
成長し体つきが大きくなっているので、比べてみてください。

オスは2004年12月4日に当園に到着しました。
遠くカザフスタンの動物園から、
飛行機で丸一昼夜かけてやってきました。
2003年4月30日ロシア生まれ。体重は137.5kgでした。

メスは2005年2月18日にロシアのペルミ動物園からやってきました。
こちらは2004年6月9日生まれ。
来たときは生後8ヶ月で体長150cm、体重は44.5kgでした。
オスと比べて体も小さく、時たま愛らしいしぐさを見せます。

そろそろ2頭も繁殖適齢期。
2007年は残念ながら妊娠とまではいきませんでしたが
2008年もチョコによい発情があったので
1月と2月、それぞれ5日間ずつ同居させました。
1日に数回ずつの交尾行動が確認され、
「2008年こそ」と・・・。

2008年5月24日に、3頭のアムールトラが生まれました。

アムールトラの子どもの写真

確認時には親が面倒をみておらず、動きのない状態でしたので、
すぐに子どもを取り上げ、お湯に入れマッサージを施しましたが、
残念ながら1頭は天国へ行きました。
元気になった2頭も天国へ行った1頭とも足に変形があり、
今後、起立しての歩くことが難しい状態ですが、
ミルクを与えたあとにマッサージをして少しでもよくなるように、
また獣医師および飼育担当など職員が連携を取って、
懸命の保育に努めています。
赤ちゃんを病気にかかりにくくする成分が多い
母親の初乳を飲んでいないと思われ、感染症のリスクも高いと
思われますので、細心の注意のもと、飼育にあたっているところです。


アムールトラの「タイガ」と「ココア」のページ

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