釧路市高齢者保健福祉・介護保険事業計画策定市民委員会(平成20年度 第6回 平成20年8月29日開催)

日時

平成20年8月29日(金) 午後6時30分~午後8時30分

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会場

釧路市交流プラザさいわい 6階 大会議室

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出席委員(23名)

西塔委員長、中野副委員長、荒木(幸)委員、荒木(千)委員、内田委員、小野委員、小松委員、小森委員、近藤委員、今野委員、佐々木委員、佐藤委員、菅原委員、鈴木委員、高橋(宣)委員、近久委員、土井委員、冨田委員、比谷委員、前田委員、丸尾委員、遊佐委員、横山委員

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会議内容

1 開会

2 議題

(1) 協議事項:介護保険事業について

議長(西塔委員長):
今まで個別のテーマについて集中的に協議してきたが、今日は個別的な最後のテーマとなる『介護保険事業』について協議してまいりたい。
では、最初に事務局の方から資料に基づき説明をいただきたい。

事務局:※資料に基づき、『介護保険事業』について説明。

議長:ただ今の事務局説明の中で、介護保険事業について6つの課題が示されたところである。
しかしながら『新たな介護保険料の検討』、『介護従事者の処遇改善』、『制度の周知方法』ついては、国の政策と非常に密着に関連しており、ある意味ではもっと大きなところで決めなくてはならない問題という事で省かせていただきたいと思う。
残る4点目の『独自サービス(上乗せ、横出し等)』、5点目の『緊急時の対応』、6点目の『利用料の負担軽減の継続』について、各々討議していただきたい。
では、始めたいと思うが、本日、委員より介護保険制度の改定に係るアピール文が出されているので、これについてお話しをいただきたい。

委員:今、「認知症の人と家族の会」が国に対して介護保険の改善を求めるアピールを行なっているが、本日、この提言とアピールと要望を持ってきたので、皆様にもご理解をお願いしたいと思う。
家族の会の中で今一番言われているのが「認知症疾患医療センター」の設置であり、一番理解のある専門機関で認知症の方を見ていただきたいという願いがある。

議長:では早速、先ほど言ったテーマに沿って議論を願うが、この『独自サービス』、『緊急時の対応』、『利用者負担の軽減の継続』について、もう一度、市の対応を確認させていただきたい。

事務局:『独自サービス(上乗せ・横出し等)』につきましては、すでに税金を投入して実施していますが、全体の8割方がサービスを利用されていない現状の中、これをさらに拡大していくには、皆様のご理解を得なければならないと考えております。
『緊急時の対応』につきましては、すでに市内でも緊急短期入所ネットワークやグループホームの短期入所などに届出のある事業所がございますが、「実際に機能して上手く活用されるように」という考えで提案しております。
『サービス利用料の軽減策の継続』につきましても、独自サービスと同様に事業を継続していきたいという事です。

委員:委員長から言われた3つのポイントからは外れるが、『介護従事者の処遇改善』について、一言だけアピールさせていただきたい。
この「介護従事者」の中に介護支援専門員が加わっているのであれば良いと思うが、認識を聞かせていただきたい。

事務局:介護支援専門員も含めて、全ての介護従事者の処遇改善という事で要望しています。

委員:『独自サービス』について、施設整備は今、非常に厳しい状態になっているので、大きな柱として在宅生活をどの様に支えるのかというところが今後の大きな課題になってきていると思う。
在宅で頑張っている方は、ご本人はもちろん、ご家族の精神的、身体的な負担、それから経済的な負担も非常に大きなものがあるので、財政的に大変かも知れないが、「上乗せ・横出し」の拡充が大事かと思う。
今後の在宅では小規模多機能や夜間対応訪問介護等が大きな役割を果たす事になると思うが、まだスタートしたばかりで経営的にも厳しい実情があるので、上乗せ給付の様な事について検討していただきたい。
在宅生活を支えるというところでしっかりと財源が使われて、それが中長期的に見れば費用全体を抑制する様な施策を是非考えるべきではないか。

委員:今の「上乗せ・横出し」について、対象者の人数が少ない気がするが、実際はどうなのか。

事務局:1番目の「居宅介護の上乗せ給付」は、介護保険制度が開始される前から利用されていた方が対象となり、現在では2名という状況です。これは経過措置の様な制度とご理解ください。
2点目の「生活支援短期入所事業」は平成14年の制度改革で短期入所と他のサービスが1本の上限額になった関係で、ショートステイを利用される方が限度 額を超えてしまうというケースが生じ、その様な方に上乗せ給付を行なう制度でございまして、もう少しアピールしてもよいのかと感じております。
3点目の「民間等サービス利用者負担軽減事業」はかなり利用されている方がおり、昨年度で1,280名の方が対象になっております。

委員:例えば給食を届けてもらう等、介護保険ではサポートが出来ない部分で要望があるという話も聞いた事があるが、その様なサービスについて何かサポートしているのか。

事務局:介護保険に組み込まれない様なサービスにつきましては上乗せの制度の対象とはなりせんが、介護保険制度の中で18年度から「地域支援事業」が設けられ、この中で配食や家族の支援事業等、色々な事業を介護保険料あるいは税金を財源とした任意事業として実施しております。
また、上乗せ・横出し事業の対象が65歳以上の方だけとなった事を踏まえ、64歳までの方につきましても一般会計の方で同等の事業を実施しており、それらも「横出し」という様な理解がなされるかと思います。

委員:『介護従事者の処遇改善』についてこの場で話し合った場合、いくらかは改善されないのか。

事務局:これは厚生労働省の所管事項であり、我々市町村には権限がございません。
なお、国の方で現在、21年の介護報酬の改定に向けた様々な検討が社会保障審議会においてなされているという様に聞いております。
この問題は国会でも議論され、関係法も制定されているところでございますが、具体的な介護報酬だけの問題ではなく、それがどう配分されるのか、実際に従 事される方達に適正な賃金として分配されるかといったところまで、色々と議論されているという様に聞いてございますので、今後の推移を見る必要があろうか と思います。

委員:『緊急時の対応』について、緊急短期入所ネットワーク加算があり、現在、市内の3事業所が届出ているという事だが、活動状況や実際の利用者数というのはどのくらいか。

事務局:実際の利用はありませんので、ケアマネージャーの方や事業所の方に制度を理解していただくことが大切となります。
加算や緊急時の対応は18年の改正によって出来た制度ですので、これをもっと活用していくことが必要と考えております。

議長:一応、この3点についてはこれで締めさせていただく。
それでは次の『介護保険施設等の整備』に移る。
資料2に様々な要望が出ているが、例えば『特養は希望者がたくさんいるので、設置する必要があるのではないか』という意見も多いようである。
あるいは小規模多機能型施設の整備、充実、拡充を希望するという意見も多々出ている。

委員:介護保険施設等の整備や利用料に関する財源をどこに求めるのかとなると、要は社会保障費でそれをまかなえば良いのだろうという議論になるのかと思う。
しかし、既に市で行っている一般財源からの上乗せでも年間5億円くらいの予算となっており、行財政改革をしている中では非常に大きい額だと思う。
社会保障が非常に大事な問題である事は充分に理解しているが、社会福祉だけでは世の中上手く立ち行かないという事も前提にした上で考えなければならないと思う。
介護従事者の方の給料が安いということはよく分かっているが、隣組の様なかたちを発展させながら、それでもなおかつ足りないという様な時に、公的な施設の整備を考えれば良いのではないか。

委員:施設の整備には限界があると思う。ではどうしていくのかという事が一番のテーマだと感じているが、その為には「在宅で介護がやっていけるのだ」というものを見せていかなければ駄目だと思うので、具体例をたくさん積み上げていく事が必要なのかと思う。
また、小規模多機能型を増やそうという意見があったが、今年の1月の時点で全道の小規模多機能の約6割が赤字という結果も出ており、これをどうしていくかが課題である。

委員:小規模多機能型はスタートから3ヶ月経ってもなかなか採算ラインに届かないと聞くが、在宅を支える制度なので、もしここが駄目になったとしたら、在宅で住み続けるという今の介護保険の中心的な部分が崩れていくのではないかと思う。
在宅でどのくらいの状態になったら特別養護老人ホームやグループホームに向かうのかということについても整備が必要だと思う。
また、在宅を介護保険だけではなく地域で支える仕組みづくりについて、もう少し市や地域包括支援センターが積極的に模索をした方が良いのではないかと感じている。
『周知』のところについても、介護保険の事を知らない人がたくさんいるので、周知を徹底して、制度を進めていくという事も大事かと感じている。

委員:我々の施設には介護老人福祉施設という「福祉」が残っているが、介護からはもう「福祉」という事が消えかかってきている部分があると感じる。
今一度「助け合わなかったら駄目なのだ」という事を皆が認識するようなことが必要だと思う。

委員:現在、特養には待機者が1000人近くいるが、結局、いくら建てても同じではないかと思う。
今あるものを最大限利用する、出来たものは使い切ることが必要だと思う。
「まだ残っている」あるいは「温存している」力を出し切って今を乗り切っていくという様な意識を持ちたい。

委員:今、介護の疲れから色々な事件が起きているということもあり、ホームの利用に際しては金額的な事を色々考慮して、より良く利用していける様な方法を考える必要があると思う。
また、夜間対応型訪問介護の利用を希望する生活保護受給者が、収入額の関係からその申込をケアマネージャーに断られたという話しも出ているので、在宅支援の部分についても制度を利用しやすくしていただきたい。

委員:在宅介護に関しては、介護に対応した家を持っている人がどのくらいいるのかという事も問題だと思う。
住宅改修への補助について、手すり設置や段差解消などの改築は良くても増築には出せないという様な事もあるが、中には家が狭く、増築をして設備をしなくてはならないという場合もある。
また、ショートステイについて、緊急で利用したいと思っても空きがないということもある。
在宅で介護する家族のケアのため、短期的に預けることのできる施設が増えたら良いと思うが、ホテル並の立派なところばかりが増えても困るので、もっと安い経費で入れる様なところが欲しいと思う。

委員:色々難しい事がたくさんあるが、もし施設を建てるのであれば、個室ユニットではなく、多床室にした方が良いのではないかと思う。

議長:その他、事務局の方から何か連絡等々はないか。

事務局:※次期開催時期等について説明。

3 閉会

議長:それでは時間となったので、これで第6回目の策定市民委員会を終了する。

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