釧路市水産団地汚水処理場指定管理者の選定について(平成30~34年度)
3 指定期間
平成30年4月1日から平成35年3月31日まで4 選定理由等
指定管理者選定委員会における審査の結果、株式会社釧路水産団地公社が、釧路市水産団地汚水処理場の指定管理者として最も適していると認められたため、当該団体を指定管理者の候補者として平成29年9月定例市議会に提案し、市議会の議決を得ました。以下のことから、釧路市水産団地汚水処理場の指定管理者として、株式会社釧路水産団地公社を選定しました。
(1)水産加工系の汚水処理は時期により排水量が変動するとともに、魚種や加工品によって水質が刻々と変化するため、機器での管理と併せ、適宜薬品を注入するなど微妙な調整作業が伴い、処理ライン全体の状況把握と高度な技術を必要とする業務であること。
(2)現行受託者である釧路水産団地公社は、運用開始直後から本業務に携わり、利用企業の操業事情に精通するとともに、汚水処理に関するノウハウを蓄積しており、安定的に操業を行う体制が整っていること。
(3)釧路地域には水産加工系の汚水処理を業とする企業が他にない状況であり、平成20年度の指定管理者制度導入時から現在まで、同公社が請け負っていること。
5 申請団体数
1団体6 選考基準
選考は、次の基準により行い、総合的に、本施設の管理を行うに当たり最も適していると認める団体を指定管理者の候補者に選定することとしました。(1) 利用者の平等な利用の確保等の適正な施設の管理ができること。
(2) 事業計画書の内容が、本施設の効用を最大限に発揮するとともに、管理経費の縮減が図られるものであること。
(3) 事業計画書に沿った施設の管理を安定して行う人員、資産その他の経営規模及び能力を有しており、又は確保できる見込みがあること。
具体的な審査項目及び配点については、次のとおりとしました。
ただし、◎印の審査項目において問題がある場合には、合計点数に関わらず、指定管理者の候補者に選定しないことがあることとしました。
選考基準 | 審 査 項 目 | 配 点 |
利用者の平等な利用の確保等の適正な管理 | ◎施設の目的や性質に応じた利用者の平等な利用の確保(特定の団体等に有利又は不利になるような差別的扱いが不当になされるおそれがないか) ◎施設管理における安全確保の手段、事故・災害時の対応 ◎施設の管理業務において取り扱う個人情報の管理体制の整備状況(指定管理者が個人情報を取り扱う業務を第三者へ委託する場合は、委託先の体制を含む。) ◎施設利用状況等の管理業務に係る情報の把握・記録・保存等の情報管理及び情報公開の方法 ◎施設の管理業務及び施設内における自主事業と他事業との区分経理などの財務の仕組み ◎関係法令等の遵守 |
20点 |
施設の効用の発揮、サービスの向上 | ◎各管理業務の実施方法 ○利用者サービス向上の手段(利用者の利便性向上等を含む。) ○利用者や周辺住民の苦情・要望等の反映の仕組みなどの整備状況 |
20点 |
管理経費の縮減等 | ○管理経費を縮減させる効率的管理運営の取組み ◎指定管理費以外の収入の設定額とその妥当性 |
25点 |
事業計画書に沿った施設の管理を安定して行う人員、資産その他の経営規模及び能力 | ◎団体の資産その他の経営規模及び能力などの団体の安定性・継続性・専門性 ◎同種又は類似の施設の管理運営の実績とその適正性・健全性 ◎団体の理念、社会的信用、代表者や責任者の意欲・熱意 ○団体の運営における透明性や公正性(情報公開の仕組み、監査の体制や遵法管理の仕組みなどの整備状況) ○団体の環境保全の取組み、障がい者の雇用状況、社会貢献等の状況 |
15点 |
◎施設の管理業務を行う人員配置及び責任体制、管理・監督体制 ◎施設の管理業務を行う人材の確保及び専門性、育成体制の状況、接遇 ◎指定管理者として負担すべきリスクへの対応 |
10点 | |
地域経済への寄与、地域内雇用の確保等 | ○施設の管理業務に必要な資材等の調達方法 ○施設の管理業務に必要な従業員の採用方法 ○現に管理業務を行っている法人等の従業員の継続雇用の考慮 ○地域活動への参加等の地域貢献 |
10点 |
計 | 100点 |