平成26年11月  地域レベルの国際協力について

釧路市では、平成5年のラムサール条約釧路会議開催を契機に、自然環境や施設、人材などの地域の財産を生かし、湿地の保全などをテーマとする国際研修を実施してきました。

 
例えば、ラムサール条約釧路会議の成果として設立された釧路国際ウェットランドセンターでは、ラムサール条約登録湿地や国立公園などをフィールドとし、平成6年から63カ国291人のJICA(独立行政法人国際協力機構)研修員を受け入れてきました。

 
また、行政と関係団体とが連携して立ち上げている実行委員会でも、青年を対象とした研修を毎年実施しており、今月はマレーシアの青年16人が2週間、釧路で学びます。


研修事業はさまざまなプログラムからなり、例えば、世界自然遺産への登録を目指す「マリモの阿寒湖」やユネスコ無形文化遺産の「アイヌ古式舞踊」をご覧いただき、自然の神秘やアイヌ民族の自然観を学んでいただいています。これらを通じて、私たちも地域の財産を再確認できる他、学校訪問の場面では、釧路市の子どもたちにとっても異文化交流の機会となるなど、受け入れ側にも実り多いものとなっています。


そして、市民の皆さんの家庭訪問では、皆さんの温かな受け入れにより、釧路滞在は「生涯の思い出」と語る研修員もおり、釧路での研修は参加者に高く評価されています。

 
さらには、タンチョウの他、渡り鳥の保護を目的とした専門家を中心とするネットワークもあるため、平成27年1月には渡り鳥の保護に関する国際会議が釧路市で開催されます。

 
豊かな資源、充実した施設、そして人材がそろった釧路から、オール釧路で世界に発信、貢献していきたいと考えています。