平成24年9月  津波浸水予測図と防災対策について

北海道の太平洋沿岸では、地中に残る津波堆積物から過去の津波の歴史を調べる研究が行なわれており、海岸近くの6,500年分の地層から津波による堆積物が約500年間隔で見つかりました。

また、音別のパシクル沼などでは、海から3から4キロメートル内陸まで津波の侵入した跡が確認されています。



平成17年には、これらの研究成果を踏まえた500年間隔地震津波シミュレーションと浸水予測図が、北海道から公表され、市では普通津波と大津波の浸水予測区域を示した「500年間隔地震津波ハザードマップ」を作成し、津波防災対策に取り組んできました。



こうした中、今年6月に、昨年の東日本大震災を踏まえた新しい津波浸水予測図が北海道から公表されました。予測に用いられた津波は発生頻度が極めて小さいものの、あらゆる可能性を考慮した最大クラスの津波で、釧路地域で9.6から19.8メートル、音別地域で20.3から27.8メートルの津波が30分前後で到達するとされています。



ただし、この浸水予測図はできるだけ安全な立場で、さまざまな仮定に基づいて作成されたものであり、将来的に修正の可能性があるとされています。



市では、地域防災計画の見直し作業の中で、この最大クラスの津波に対する避難誘導の方法についても検討を進めており、今後も市民の命を守ることを最優先とした津波防災対策に取り組んでまいります。