平成24年6月  地域資源の価値を高め域内循環させる地域経済

日本経済は、さまざまな問題に直面し当面は厳しい経済環境が続くものと考えられていますが、釧路市では活力ある地域経済を達成するために、市が自らの力で経済の活性化を図ることが大切だと考えています。



そのために、釧路が持つ優れた地域資源を強みとして生かし、産業間の連携を深めるなど、地域で魅力ある消費を生み出す産業への投資を強め、地域の資源、技術、雇用、消費をしっかりと結びつけ、地域内でお互いに買い支える「域内循環」に取り組んでいます。



市の面積の7割を占める森林資源を活用した「域内循環」の取り組み事例では、新たな需要を創出する機会にもつながり、すでに地元産材が公共施設の建築材料に生かされています。この考え方を、今まで市が取り組んできた「地産地消」や「ブランド化」など食の分野や農林水産業だけでなく、さまざまな製造業やサービス業などあらゆる分野に波及させることが釧路の価値を高め、自らの力での経済成長につながります。



一方、域内循環は釧路市域だけの閉ざされた経済活性化策ではありません。「市域で賄えないものは管内との連携で、管内で賄えないものは釧路根室圏との連帯、さらには東北海道との連帯」を視野に入れ、ヒト、カネ、モノが交流する生産や消費活動を高める取り組みを進めます。



さらに、平成24年度の予算編成時に創設した元気創造枠事業では、域内循環に寄与している中小企業者を認定し、情報を共有するためのデータベースを構築する「域内循環推進啓発認定事業」や、域内循環促進の視点に立ち、新たなインフラを活用した「道東道(阿寒インターチェンジ)開通による地域活性化事業」、地元のカラマツ間伐材を100パーセント利用する「ふるさとの森が育む」学びの環境整備事業などに取り組みます。