平成24年3月  予算編成の新機軸

市長として4度目となる予算編成では、初の試みとして政策提案型の予算要求「元気創造枠」を設けました。テーマは「域内循環」「雇用・人材育成」で、市にとって独自の政策展開が必要な分野と考えています。政策提案は全部で20件。1人10分の説明に、私や副市長が矢継ぎ早に質問しましたが、間髪を入れず答える若手職員の対応は頼もしく、午前、午後を通じて熱い議論が続きました。



予算化された事業は障がい者雇用促進、スクールソーシャルワーカー配置、クルーズ船誘致、釧路管内地場産品普及、道東道開通活性化等13事業。「域内循環」「雇用・人材育成」といえば、つい特定の分野をイメージしますが、私たちの暮らしはさまざまな分野で経済活動が行われ、そこに必ず人の営みが関係しています。地域が活力を取り戻し元気になっていくためには、地域の課題に対応し、効果を生み出すことが必要です。その活力を創出する素材は地域の資源全般にわたって存在しています。このことを市役所の中で議論できたこと、若手職員がやる気を持って事業化に向けて立案したこと、そして再建途上の財政にあっても独自の施策が可能であったことなど、元気創造枠の政策提案はそういった成果を見ることのできた貴重な時間でありました。



市役所の事務事業は、これまで市役所が中心となって担ってきました。元気創造枠の事業では民間と行政が適切な役割分担をしていること、雇用創出に向けた地域経済への波及効果が期待されるものを最も重要な評価の視点としました。今後も意欲的な若手職員の柔軟な発想による新しい機軸の事業提案に期待しています。