スタートアップ人材創出推進員(地域おこし協力隊・業務委託型)を募集します!

ページ番号1011848  更新日 2023年10月6日

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【募集終了】地方都市からスタートアップを生み出すこれまでにない取り組みがスタート! 官民連携のIT開発会社のマネジメントを担う人材を募集します!

※こちらの募集は終了しました。ご応募ありがとうございました。

 

 ひがし北海道の中心都市である釧路市。豊かな環境と良港を有し、水産業、石炭鉱業、製紙業などを中心に、産業都市として栄えてきました。また釧路湿原国立公園、阿寒摩周国立公園とふたつの国立公園を有する希少な環境から、アドベンチャーツーリズムなど観光業でも注目されています。

 そんな釧路市では産業振興の取り組みとして、地元企業を対象にビジネスの第一線で活躍するアドバイザーから経営アドバイスを無料で受けられる経営相談所「釧路市ビジネスサポートセンター(k-Biz)」を2018年に創設。地域経済のプラス成長と雇用の創出に取り組んでおり、創業する事業者も増加傾向にあります。

しかし、k-Bizがこれまでに相談に携わった事業者のうち、IT技術を活用しより高付加価値を生み出すスタートアップ関連の相談は、全体の0.5%と低水準にあります。この要因のひとつが、釧路市内にシステム開発会社やテックベンチャー企業が少なく、実務を通じて技術を身につけたり、最新のテクノロジーに触れる機会が限られているというものでした。

 こうした背景から、釧路市は令和5年度から「スタートアップ人材創出事業」をスタート。システム開発やITサービス開発を請け負うシステムインテグレーター(SIer)「株式会社k-Hack」を、釧路市、地域の商工団体、金融機関、釧路地域DX推進協会が共同出資し、令和5年6月に設立しました。

k-Hackロゴ
令和5年6月2日 株式会社k-Hack設立

 全国規模で事業展開をする企業をクライアントとしてシステム開発業務を受託し、業務を通じて開発スキルのブラッシュアップや、ビジネスアイデアを実現する力を身に着けた人材が、釧路地域の産業のDX化や、これまでになかったサービスの創出の担い手になっていくという「人を育てる」ことを目標とする取り組みで、こうしたスキームは全国的にも例がなく、メディアでも「クシロモデル」として注目されています。

 今回、この「k-Hack」構想を中心的に推進する担い手として「スタートアップ人材創出推進員」を募集します。

事業立ち上げの背景

 いま日本全体でスタートアップ創出への取り組みが推進されています。政府も2022年をスタートアップ創出元年と位置づけ、2022年11月にスタートアップ育成5ヵ年計画を策定しました。この計画ではスタートアップ企業がビジネスを形にしたり、企業を成長させるための支援策が打ち出されています。

 こうした取り組みはスタートアップ企業が多く誕生する大都市部などでは有効なものと考えられますが、一方で多くの地方都市では、そもそものスタートアップ企業や人材がさほど存在しないことが課題であり、こうした成長を支援するエコシステムが十分な効果を発揮しません。

 釧路市にも例外ではありません。そこでスタートアップ創出の主体者となる人材の育成が必要と考え、IT人材の育成・輩出を目的にした企業「k-Hack」を官民が連携し、地域一体となって立ち上げることになりました。釧路市はk-Hackに対して3年間の運営費の補助を行い、4年目以降は自走化を目指しています。

事業イメージ
「スタートアップ人材創出事業」事業イメージ

k-Hackの概要

 k-Hackでは、Webサイト、業務システム、マーケティングソリューション、その他webサービス等の開発業務を請け負います。ITサービスの進化や、DX推進により、開発ニーズは高まり続けています。特に開発を海外や他地域で行うオフショア開発・ニアショア開発といった手法が一般化しています。k-Hackでは国内全域からの開発ニーズに応えられる体制構築を計画しています。

 釧路地域は、釧路工業高等専門学校をはじめとする高等教育機関を有しており、また冷涼な気候に加えて航空機、鉄道、自動車交通で札幌圏・首都圏・関西圏などとのアクセスも良好なことからワーケーションなど長期滞在者や、Iターン・Uターンで釧路に移住したリモートワーカーなど、IT人材が多く存在しています。首都圏など域外からの開発業務を、こうした人材の活用によって請負うエコシステムの構築がk-Hackの役割です。

 業務の発注や人材育成においては、急成長中のITベンチャー企業 株式会社SORAMICHI(代表取締役 川本広二、本社 東京都千代田区丸の内1-6-5 WeWork 丸の内北口 7F)と業務提携を結び、k-Hack社員には同社のIT人材育成プログラムが提供されるほか、同社が手掛けるナショナルクライアントを対象とした高度な開発案件に加わることでOJTから実務担当へとシームレスに行こうするスキームが出来ています。

 こうして地元の若手人材やUIJターン人材がk-Hackでハイレベルな開発業務を通じて開発スキルを身に着け、いずれは釧路地域でのDX推進やスタートアップ創出の担い手となっていく「人材育成・輩出モデル」を実現することが期待されています。

今回の募集について

 今回、株式会社k-Hackの運営を中心的に担うディレクター職として「スタートアップ人材創出推進員」を募集します。

 いわばベンチャー企業の創業メンバーとして会社の成長を推進し、あなたの力で地方都市における人材育成&スタートアップ創出を実現してください。

活動内容について

株式会社k-Hackの指示のもと、以下の業務を担っていただきます。

(1)株式会社k-Hackが受注する案件及び自社新規事業のディレクション業務

  • 大手企業向けのWebサイト、業務システム、マーケティングソリューション、その他webサービス等の開発業務の進行管理業務。(発注企業との打合せ、見積書・仕様書作成、社内実務スタッフとの進行打合せ等)
  • 株式会社k-Hackでの新規事業企画検討及び進行管理業務。
  • 受注案件の獲得および獲得した開発案件の管理

※社内に案件管理業務の責任者が常駐。同スタッフと一緒に従事いただきます。

(2)地元若手人材を育成するエコシステム構築に関する活動

  • 株式会社k-Hackの地元若手人材やUIJターン人材の採用に関わる業務
  • 株式会社k-Hackが都市部から継続的に業務を受注するための広報・営業業務
  • デジタル人材の交流イベント・ピッチイベントの企画

(3)株式会社k-Hackの安定経営、自走及び承継に向けた準備

  •  釧路市ビジネスサポートセンターによる伴走支援あり

(4)その他市長が必要と認める業務

募集概要

(1)募集人数

  • 1名

※社内に案件管理業務の責任者が常駐。同スタッフと一緒に従事いただきます。

(2)募集対象

  • 心身ともに健康で、地方都市の活性化に意欲があり、地域の特性や風習を尊重して地域住民と積極的にコミュニケーションを図れる方。
  • 地方公務員法(昭和25年法律第261号)第16条に規定する欠格条項に該当しない方。
  • powerpoint、excel、wordなどの資料作成スキルをお持ちの方。
  • Webサービスやアプリ等の開発業務のディレクション経験をお持ちの方。
  • 新規事業立ち上げに興味があり、立ち上げに関わるあらゆる業務について主体的に取り組める方。
  • 現在、3大都市圏をはじめとする都市地域等※(過疎地域を除く)に在住の方で、選考後に釧路市へ住民票を異動し、任期満了後に定住かつ新会社の事業を承継又は就労する意思のある方(承継は確定しているものではありません)。
    (釧路市への転入手続きは、必ず選考後に行ってください)

※地域おこし協力隊であった方(同一地域における活動2年以上、かつ退任後1年以内)で、3大都市圏外のすべての市町村及び3大都市圏内の条件不利地域に生活の拠点を移し、住民票を異動させた方は含めることとします。現住所が該当するか不明な場合など、地域要件の詳細についてはお問い合わせください。

(3)活動場所

  •  株式会社k-Hack(釧路市北大通3丁目7-3)

(4)雇用関係

  • なし

(5)委嘱形態

  • 釧路市と業務委託契約を締結し、この契約に基づいて業務を実施していただきます。よって市とは雇用関係にないため、健康保険及び年金等はご自身で加入し、保険料等を負担いただくことになります(下記委託料により支援あり)。
  • 1日の勤務時間は9時00分~18時00分の9時間00分(60分の休憩を含む)を基本とします。※ただし、業務内容により変動する場合があります。
  • 原則として週5日間勤務とし、「釧路市職員の勤務時間等に関する条例」及び「釧路市の休日を定める条例」により算出した市職員のこの月の勤務日の日数を下回らないものとします。
  • 月に1回、実際活動した内容・時間・所要経費等について書面等により報告をしていただきます。
  • 地域おこし協力隊の活動に差し支えない範囲で兼業を認めます。(要届出)

(6)委嘱機関

  • 地域おこし協力隊は市長が委嘱し、委嘱期間は委嘱の日から令和6年3月31日までとします。
  • 翌年度以降の委嘱については、活動状況や実績を勘案して委嘱期間を更新することができます。(最長で令和8年3月31日)。
  • 地域おこし協力隊としてふさわしくないと判断した場合は、委嘱期間中であっても委嘱を取り消すことがあります。

(7)委託料

  • 人件費

 毎月の活動報告等の内容を審査し適正と認められるとき、月額275,000円を上限とし支払います。

  • 活動に要する経費

 本業務に必要となる以下の経費については、毎月の活動報告等の内容を審査し適正と認められるとき、年額1,500,000円(活動期間が年間12か月に満たない場合は月割)を上限に支払います。

  1. 健康保険・年金等の保険料等の1/2(年額上限350,000円)
  2. 住居借上料の1/2(共益費・駐車場代を含む 月額上限28,000円)
  3. 車両維持費(走行距離数に応じて算定 燃料費含む 月額上限47,000円 ※対人及び対物保証が無制限の任意保険へ加入すること
  4. 通信費(電話・インターネット関係経費 月額上限20,000円)
  5. 備消耗品・印刷費(備品・消耗品関係経費 月額上限25,000円)
  6. 傷害・損害賠償保険(年額上限40,000円)※活動中の自身の傷害、第三者へ損害を与えた場合に対応する保険へ加入すること
  7. その他 活動旅費、研修・資格取得等に要する経費等、地域おこし協力隊推進要綱(平成21年3月31日付け総行応第38号)に基づいて市が適正と認めたもの

※適正と認めた場合でも、市と協議の上、経費の支払に別途上限額を設ける場合がある
※各上限額について、この金額に準じることが難しい場合は市と協議することとする
※上記金額は全て税込金額とする
 

 

【終了】応募及び選考について

(1)申込期間

募集期間は終了しました。

(2)応募方法

下記の「釧路市地域おこし協力隊 スタートアップ人材創出推進員応募フォーム」から必要事項を入力及び必要書類を添付し、ご応募ください。

(3)必要書類

釧路市地域おこし協力隊・スタートアップ人材創出推進員応募履歴書(本ページ下部の「申込書類」よりダウンロードいただけます)

住民票抄本(応募者本人分・申込期間開始日以降のもの)

普通自動車運転免許証の写し(裏面も記載があれば必要)
※提出された書類は返却いたしません。

(4)選考方法

第一次選考
 所定の応募書類による書類選考を行います。(選考結果はメールにて通知します)
 第一次合格者には、第二次選考の日時等を通知します。

第二次選考
 第一次選考合格者を対象に、オンラインにて面接を実施します。(詳細は第一次選考合格者に別途通知します)

第三次選考
 第二次選考合格者を対象に、オンラインにて面接を実施します。(詳細は第二次選考合格者に別途通知します)

※選考後、業務委託契約のうえ地域おこし協力隊の活動を開始していただきます。

(5)その他

募集に関する質問は、メール又は電話で受け付けます。質問の様式は問いません。

お申込みはこちら

募集要領及び申込書類

お問い合わせ

釧路市 産業振興部 商業労政課 商業労政担当

電話番号0154-31-4548

Eメール :sho-shougyourousei@city.kushiro.lg.jp

担当:山崎、天川

関連情報

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このページに関するお問い合わせ

産業振興部 商業労政課 商業労政担当(1)
〒085-8505 北海道釧路市黒金町7丁目5番地 釧路市役所本庁舎4階
電話:0154-31-4548 ファクス:0154-23-0606
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。