釧路市小・中校給食センター調理配膳等業務受託事業者の選定結果について
釧路市教育委員会では、2019年度から2021年度までの3年間、釧路地区小・中学校給食の調理配膳等業務を民間事業者へ委託します。2018年10月15日より、総合評価落札方式一般競争入札による受託事業者選定手続きを開始し、このたび厳正な審査の結果、落札事業者を選定しました。
選定の経緯
項 目 | 日 程 |
募集内容等の公表 | 平成30年10月15日(月) |
委託内容説明書等に関する説明会 | 平成30年10月22日(月) |
現地見学会(希望事業者のみ) | 平成30年10月23日(火) |
委託内容説明書等に関する質問 の受付期間 |
平成30年10月22日(月)~ 平成30年10月26日(金) |
委託内容説明書等に関する質問回答期日 | 平成30年10月30日(火) |
一般競争入札参加資格確認申請書 の受付期間 |
平成30年10月15日(月)~ 平成30年10月29日(月) |
入札参加資格確認の結果通知 | 平成30年11月 5日(月) |
入札及び企画提案書の提出日 | 平成30年11月15日(木) |
プレゼンテーション及びヒアリング実施日 審査委員会による選定審査 委託事業者の決定 |
平成30年11月21日(水) |
選定方法
このたびの総合評価落札方式(一般競争入札)による受託事業者の選定に当たっては、「釧路市小・中学校給食センター調理配膳等業務委託総合評価審査委員会(以下「選定委員会」という。)を設置し、業務委託の内容説明書、仕様書、落札基準、委託期間などを決定。応募者から提案のあった提案書の審査、プレゼンテーション及びヒアリング審査を行い、選定しました。【委員】学校教育部長、教育指導参事、栄養教諭2名、学校長代表2名、保護者代表1名
【選定基準】
学校給食を委託する事業者は、学校給食調理業務等の大量調理の実績があり、学校給食の意義や特徴を十分理解しているとともに、調理技術、安全衛生管理等の優れたノウハウを有している事業者で、従業員教育も徹底していなければならない。また、安定した給食の提供のためには、事業者の経営状況等が安定し、調理員をはじめとする従業員も安定的に雇用されていなければならない。
審査項目と配点
選定審査での審査項目と配点は以下のとおりとする。
(1)価格以外の評価点(以下「企画点」という。)・・・・審査委員による評価
- 企画点に係る配点基準
審査委員の採点方法は5段階評価とし、各細目ごとに最も評価の高いものを満点とし、次に評価が高いものから段階的に減じていくものとする。
各審査委員の合計点を審査委員数で割った点数(小数点第1位で四捨五入する)を各事業者の企画点とする。
釧路市小・中学校給食センター調理配膳等業務委託 委託事業者審査基準表
審 査 項 目 | 配 点 | 審 査 内 容 | ||
1 学校給食の 実績と考え方 | 20点 | 大量調理とりわけ学校給食の実績はあるか、その運営は良好であったか。 | ||
学校給食の意義や特色を正しく理解し、安全・安心で美味しい給食を提供する意欲が感じられたか。 | ||||
地産地消、食育推進、地域貢献について、市への協力に対する提案はあったか。 | ||||
2 運営体制 | 25点 | 責任者、副責任者の資格は確保されているか。調理員は無理なく無駄なく配置されているか。 | ||
職員の地元採用や安定雇用のための考え方は持っているか。 | ||||
休暇等の欠員のバックアップ体制は不安なく組まれているか。 | ||||
指揮命令系統及び業務分担が明確化しており、市の指示が迅速に周知できる体制になっているか。 | ||||
業務引き継ぎの方策と計画は十分検討された提案になっているか。 | ||||
3 運営能力 |
10点 | 衛生管理に配慮し、作業の流れが効率的な作業工程、作業動線になっているか。 | ||
ドライ運用など学校給食の運営に関する独自の提案は良かったか。また、現施設で実施可能な省エネ対策等や管理経費節減の提案はあったか。 | ||||
4 衛生管理及び 危機管理体制 |
25点 | 学校給食業務に関する衛生管理の考え方をしっかり持っているか。 | ||
調理技術、衛生管理知識の研修、巡回指導などの計画は持っているか。 | ||||
衛生管理、危機管理に関する社内ルールや独自の考え方についての提案はあったか。 | ||||
異物混入、食中毒防止の方策は持っているか。万一の発生時の対応と連絡体制は十分か。 | ||||
過去3年間に給食業務で行政処分を受けていないか。万一に備えた損害賠償への対応は十分か。履行保証は適切な事業者を確保しているか。 | ||||
5 入札額の妥当性 | 10点 | 管理経費が過大だったり、人件費を抑え過ぎだったりせず適切な積算になっているか。 | ||
福利厚生費、教育研修費を適切に計上しているか。委託料がある場合、その内容・金額は適切か。 | ||||
合 計 | 90点 |
(2)価格点・・・・入札額による評価
審 査 項 目 | 配 点 |
入 札 額 | 10点 |
- 最低入札者を10点満点とし、次のとおりの配点とする。
最低入札者 | 2番目 | 3番目 | 4番目 | 5番目 | 6番目 | 7番目 | |
2社の場合 | 10点 | 5点 | |||||
3社の場合 | 10点 | 7点 | 3点 | ||||
4社の場合 | 10点 | 8点 | 5点 | 3点 | |||
5社の場合 | 10点 | 8点 | 6点 | 4点 | 2点 | ||
6社の場合 | 10点 | 8点 | 7点 | 5点 | 3点 | 2点 | |
7社の場合 | 10点 | 9点 | 7点 | 6点 | 4点 | 3点 | 1点 |
(3)総合評価の方法
総合評価は、(1)によって得られた企画点と(2)で得られた価格点を合計した点数(以下、「評価点」という。)をもって行う。
《総合評価の算定式》
評価点 = 企画点 + 価格点
選定結果
1社から応募があり、審査の結果 株式会社日総が落札者となった。順位 | 事業社名 | 入札額 | 企画点 | 価格点 | 評価点 |
1 | 株式会社日総 | 791,937,000円 | 74点 | 10点 | 84点 |
なお、企画点は、各審査委員の合計点を審査委員数(7人)で割った点数である。