【博物館】冬休み恒例「まが玉をつくろう」1月12日・13日に博物館講堂で開催します!

ページ番号1002557  更新日 2022年8月25日

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釧路市埋蔵文化財調査センター・釧路市立博物館では、北斗遺跡竪穴の会と共催し「まが玉をつくろう」を開催します。
大昔、先史時代の装身具(そうしんぐ)のひとつである勾玉(まがたま)を滑石などのやわらかい石をけずって作りましょう!傷ひとつなくピカピカに仕上げるのは大変ですが、がんばって作ったまが玉はまさに世界にひとつだけのアクセサリです。

写真:勾玉サンプル


勾玉作りに使う石と勾玉のサンプルです。がんばってみがけばピカピカ!

開催日時・場所・費用

開催日

2020年1月11日(土曜日)、12日(日曜日)の2日間

時間

午前9時30分から午後4時まで
(この時間内ならいつでもご参加できますが、少なくても1時間はかかります。ご都合にあわせてご参加ください)

場所

釧路市立博物館1階講堂(博物館正面向かって左側)

費用

1個400円

対象

小学校4年生以上。
ただし小学校低学年の児童さん用にある程度けずってある石もご用意してます。
※まが玉の材料は十分にご用意しておりますが、品切れとなる種類の材料もございます。なにとぞご了承ください。

イラスト:まが玉と子ども

勾玉って?

勾玉は数千年前から、アクセサリーとして人々が身につけていました。釧路市内の遺跡からも勾玉が出土しています。現在のアクセサリーは身を飾りたてる道具ですが、むかしは邪悪なものから身を守るアイテムとしての意味あいが強いものでした。「勾玉」と書きますが、以前は「曲玉」と書かれ、文字通りくぼみの入った曲がっている玉、という意味です。勾玉はまるい玉よりも身を守る力が高いと考えられていたようで、土・骨・石・ガラスなどさまざまな材料で作られ、特に翡翠(ひすい)で作られた勾玉はとても貴重なものでした。
皇位継承をあらわす三種の神器には、八咫鏡(やたのかがみ)、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)、八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)があり、勾玉は三種の神器の一つになっています。

写真:勾玉1
釧路市内の遺跡から出土した勾玉(幣舞遺跡71号墓)

勾玉作りで使う石の紹介

「まが玉を作ろう」で用意している石は、高麗石(うすいピンク・黒・白、臨安石(えんじ)などです。
比較的やわらかい石で、カッターで削ることができますが、自然のものなので硬さや色合いは石によって違います。

写真:勾玉2
高麗石(うすいピンク)
写真:勾玉3
高麗石(黒)

写真:作業の様子


勾玉作りでは、カッターや金ヤスリなどを使って勾玉の形に削り出し、紙やすりで仕上げの整形とつやだしをしていきます。刃物のあつかいには十分お気をつけください。

開催の様子

写真:制作の様子1

写真:制作の様子2


最近は小学校で糸のこぎりを使う機会がないようで、若いお父さんお母さんも使うのが初めての方が増えてきました。カッターで石を削る作業もあわせて、みなさんがんばっています。

写真:制作の様子3

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